京都市交響楽団第715回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール。2026年9月19日。

指揮:リオ・クオクマン
ヴァイオリン独奏:神尾真由子
コンサートマスター:会田莉汎
曲目
メンデルスゾーン:序曲「静かな海と楽しい航海」
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番
エルガー:変奏曲「謎」(エニグマ変奏曲)
全て初めて聴く曲だと思う。少なくとも聴いた記憶はない。予習もせず、気楽に演奏会に行った。
最初に簡単に印象を書くと、神尾真由子さんのヴァイオリンが圧倒的だったが、指揮、管弦楽は堅実とはいえ最後の迫力が不満。
最初はメンデルスゾーン。
前半が静かで、後半はにぎやかな曲。最後のトランペットが印象的。
次はモーツァルト。
神尾真由子さんのヴァイオリン独奏が圧倒的。輝くというより、漆黒の響き。ヴィブラートより周波数の高い揺らぎを感じる独特な音で奏でる、自由で押し出しの強い音楽。すごいわ。
指揮、管弦楽は、ヴァイオリン独奏の伴奏に徹して、あまり表に出なかった。その分独奏に焦点が集まった気がする。
ソリストアンコールあり。
パガニーニ:24のカプリースより第5番
超絶技巧をこれでもかと披露してくれて、痺れましたわ。
休憩後はエルガー。
変奏ごとに大きく変化する多彩な音楽が楽しい。音がしっかり整理されて、気持ちよく聴けた。エルガーの19歳の時の曲だそうだが、最後の方はエルガーらしいフレーズを味わえた。
ただ、最後14変奏曲の盛り上がりはもう一つ欲求不満。オルガンまで動員しているんだから、もっと迫力が欲しい。
最近、京響の迫力に欲求不満になることが多い気がする。歳のせいで私の耳の調子が悪くなっているのかもしれない。
指揮は手堅く、管弦楽も京響らしく快調。おおらかな弦楽合奏が印象に残った。
神尾真由子さんのヴァイオリン独奏がすばらしかった。指揮も管弦楽も堅実で悪くはないのだが、もっと荒れるぐらいでもいいのではないかと思った。この辺は好みの問題なのかもしれないが、最後の迫力と言い、京響の定演にしてはちょっと不満の残る演奏会だった。

