京都市交響楽団第642回定期演奏会の感想 京都コンサートホール 2020年2月14日 |   kinuzabuの日々・・・

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京都市交響楽団第642回定期演奏会に行ってきた。会場は京都コンサートホール。2020年2月14日。

 


指揮:リオ・クオクマン
Vn独奏:アレクサンドラ・コヌノヴァ

 

曲目

ラロ:スペイン交響曲

プロコフィエフ:交響曲第5番

 

 

前半は、ラロのスペイン交響曲。指揮者とともに現れた独奏者に目が釘付けになった。大変愛らしい顔にモデルさんのようなスタイル。演奏が一層楽しみになった。

独奏者のコヌノヴァは、泣かせるというか、メロディアスで、技巧もばっちり、しっかり弾いている。音量もまずまずでよい演奏だと思った。

オケもあまり主張せず、バックに徹して支えている感じか。いい雰囲気で最後まで行った。


アンコールは、コヌノヴァとコンマスさんと二重奏で「エリーゼのために」の編曲版。凄く引き締まった、緊張感あふれる素晴らしい演奏だった。

 

休憩中はいろんなところで「エリーゼのために」を口ずさむ声が聞こえた。


後半は、プロコフィエフの交響曲第5番。

クオクマンの指揮は、第一楽章はじっくりと進み攻め上ってくる感じ。当たり前だがプロコフィエフの音楽が満載。楽章終わりの迫力と音の立ち方がすばらしい。第二楽章の終わりも迫力満点。

第三楽章から第四楽章は休みなく続き、クラリネットのメロディにうなる!目くるめくプロコフィエフの世界。たまりません。最後も音の立ち方が半端なく、くらくらした。


すばらしいプロコフィエフを堪能した。技巧的にも大変美しい演奏だった。京響ならではかな。

前半のスペイン交響曲もよかったけれど、やっぱりプロコフィエフに尽きる。久々のプロコフィエフシャワーを存分に浴びて大満足の演奏会だった。