地元で愛されること |   kinuzabuの日々・・・

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      徒然なるままに日々のこと、考えていることを書き連ねる

今日は京都。

まず出町へバスで行って、「染井」で甘いもの。このお店は金、土しか営業してないし、不定休だから、結構大変。事前に電話して今日は営業するか確認してから出発。


この時期は氷だけど、他にも冷たいものがある。冷やしぜんざい、冷やししるこ、アイス、あんみつ。悩んだ末、私は冷やしぜんざいに白玉、抹茶ソフ ト、栗を乗せたもの。冷やしぜんざいとは何か知らないで頼んだが、出てきたのは、少量のかき氷の上にゆるい粒餡をのせ、その上に白玉、抹茶ソフト、栗を トッピングしたもの。

ここは餡子と白玉が極上。餡子が若干少ないのが悲しいが、白玉がたっぷりなので笑顔になる。がっつり食べて、氷で頭がキーンときて、食べ終わり大満足。もっと食べたかったけれど、また来ることにして、今日は店を出た。


京都御苑を経て寺町を下り、末廣寿司へ。ここでは夏に出る鱧の押寿司を買う。鱧の切れ端などを使うそうだが、鱧のエッセンスを十分に味わえて 1,260円。大変安い。帰宅して夕食に食べたが、鱧の味がふわりと軽く漂って、酢飯にからむ。といって鱧の味はしっかりしている。食べた後ずっと口の中 に鱧の香りが残っている。いや、すごいわ。

kinuzabuの日々・・・-末廣寿司の鱧の押寿司


恐るべし、末廣寿司。

kinuzabuの日々・・・-末廣寿司の箸袋の裏

でもね、ここは店構えからして入るのも怖いし、お母様もそっけなくて苦手なのよ。ご主人は笑顔でやさしく対応してくれるのだが。


京都では、一見怖そうな店でも勇気を出して入ることが肝心。「染井」も外見は普通の家だから入っていいのかと思うけど、一度入ったら大丈夫。お店 の人も、錦「まる伊」のご主人も怖そうだけど、ときどきごつい笑顔を見せてくれる。三木鶏卵の店先で番張っているおかみさんも怖い顔しているけれど、特上 出汁巻を買ってその味に惚れてまた行くと、「やっぱり来たかい」と言いたげな顔をして迎えてくれる。

パリも似たようなものかもしれない。常連さんしか入れなさそうな外見が怖い店でも勇気を出して一度入れば、ごく普通に迎えてくれる。一見そっけな いけれど、ちゃんとお客さんの事を見てくれている。最初は敷居は高いが、一度越えたら後は大丈夫。もしかすると地元で愛されるって、こういうことなのかも しれない。