皆様こんにちは!
8月の様子です。
台風6号がUターンして長引きました。台風の日でも診療していると、発熱患者が来院され、新型コロナ肺炎の診断となりました。授乳中で、家は停電ということでしたので、入院の上点滴治療を勧めて紹介しました。何とも大変な台風でした。
クリニックは雨漏りの被害がいつもよりひどかったです。廊下の水を見て呆然とたたずむ事務長、後片付けお疲れ様でした。その後大家さんのご意向で修復作業が始まりました。停電で浄水場が機能しなくなり、地域一帯断水がありました。お風呂、トイレが一番きついです。
しかし、これまで雨が少なく水位が下がっていた宮古島では恵みの雨になったようです。7月6日の宮古毎日新聞で宮古の湧き水の量が減っているので節水を呼びかけていました。ホテルが増えたりしたのも遠因だろうと思いました。
3月のお彼岸に帰った時、実家の井戸は枯れていました。何十年も枯れたことはなかったので、宮古島全体の問題だろうと思っていましたが、今回の台風で見事復活を果たしていました!
さて、娘さんのいる九州に引っ越しする患者さんです。母親の介護を決意したご家族、新天地に向かう本人とも立派に出発されました。「今生の別れ」と涙ぐんでいましたが、これまで一人で過ごして来た時間がより豊かなものになると思います。早く慣れて下さい。
旧盆の伝統エイサーの道ジュネーも戻ってきました!
送り日に庭の睡蓮(ヒツジグサ)が咲いていました。お釈迦様の花です。
「永らえて居ればまたも行き逢いすらへ、もしか先立たば花のうてな」の琉歌が思い出されます。体調でも悪かったのでしょうか、友達に合いに行ったら一生懸命忙しそうにしているので、声もかけずただこの歌を詠んで帰ったそうです。生きているならまた逢うこともあるだろうが、誰一人死は免れません。もし誰かが先になることがあったら、花のうてなの上で待っているから、そこで語り合いましょう、という風流人です。
元気な時も年をとっても、誰かと合って話をすることはとても大切なことです。コロナ禍で様々な交流が制限されてきましたので、そのことをつくづく感じたお盆の日々でした。
今月も張り切って行きましょう!
Yoshinori Shimajiri