70年超の歴史ある整体 身体均整法 を学ぶ
\ 8月から学園説明会が始まります /
伊藤 樹史先生(右)。尋牛(じんぎゅう)均整院の深沢 功先生(左)と。
マスクなしの伊藤先生を拝見できました
東京校は、痛みのスペシャリストである伊藤先生が、痛みを中心とした解剖生理学の解説をしてくださってます。
前回の解剖生理学の講義はこちら
慢性痛の痛みについて
慢性痛(慢性疼痛、神経障害性疼痛)は、病気やけがが治っているのに続いている痛み、ということを前回学びました。
さまざまな病気や症状から慢性痛になる可能性があります。
外傷性神経症、虚血性神経症、手根管症候群、四肢切断後の断端痛、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、卒中、脊髄損傷…など
痛みの話ばかりしていると、からだが痛くなってくるよねとにこやかに話される伊藤先生。
痛みの患者さんは、自分で痛みのことを調べて来られます。私たちも分かるように、とのことでした。
(難解なところは頭の片隅に置いておきましょう。必要になった時に調べれば大丈夫です)
詳しく知りたくなった時には、過去のブログも参考にしてください
痛みに関するあれこれ
昨年開催された東京パラリンピック。伊藤先生は、「幻肢痛は出ていないか?」という視点でも見ていらしたそうです
(幻肢痛は、切断して存在しないはずの手足が痛いと感じる慢性痛です。)
何に対しても専門家の目で見るようになるのですね。
均整師が、人のからだの歪み(ゆがみ)が気になるのと同じですね
慢性痛(神経障害性疼痛)には、運動療法が良いそうです
交感神経系の痛みに対しては、からだの片側を調整すると、反対側にも刺激が入ります。
例えば、痛がる右足を触らず、痛くない左足を調整するのも有効ということですね
痛みで脳は委縮し、血流がまだらになります。均整で血流が増えたといえるように施術していきましょう
環境問題まで痛みに影響
「ストレス」とは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと。(厚生労働省のサイトより)
生きているものにとって、最大のストレスの原因 となるのは、環境と痛みです。
地球温暖化、放射能汚染、職場環境…さまざまなものが私たちのストレスの原因になります。
ストレス うつ状態 慢性痛
この 3 つは切っても切り離せない関係です。
ストレス状態は心と自律神経をゆがめ、痛みが持続。
免疫力の低下、血液が固まりやすくなるなどの不調もおきます。
血液をサラサラにする薬 を飲まれているお客様がいらっしゃったら、皮下出血や、関節内出血が起こりやすい ことに配慮して施術しましょう
体内の電解質(イオン)の働きから地球環境まで、幅広い視点でからだの反応を学んだ伊藤先生の講義でした
あとがき
1 枚目の写真は、今回の講義の終わりに伊藤先生を深沢先生が訪ねて来られた時に撮影させていただいたものです。
伊藤先生が学園の講義を受け持つことになった最初のきっかけを作られたのが、深沢先生だったそうです。
深沢先生は身体均整法学園の元講師で、東京支部の支部長を務められた大ベテランの先生です。その先生が、学生さんに配布した資料を熱心に眺められていたのが印象的でした。
いつまでも学び続ける姿勢を見習っていきたいです
2023年4月開講予定
◆東京校説明会◆
◆東京校は3クラスが開講中◆
● 2021年開講 土日クラス(第1・3土曜日と翌日曜日)
● 2022年開講 土日クラス(第2・4土曜日と翌日曜日)
● 2022年開講 平日夜間クラス(月、火、木、金の夜)