なんといっても、京都市は人口140万を擁する政令指定都市で、我が熊谷市とは簡単には比べられませんが、
調査事項が小中学校の5、4制という、大変興味深い内容のため、いろいろ聞いてきました。
要するに、「今の義務教育は小中学校の連携がうまくいっていない。そのため、義務教育の9年間を柔軟に考え、6年と3年というふうに完全に分けず、子供たちの小学校から中学校への移行をもっとスムーズにしてあげ、それが落ちこぼれや不登校の問題に役立つのではないか」という考え方のようです。
実際に小中学校を合体して一つの施設にしてしまったり、小学校の先生が中学校に行ってフォローしてあげたり、中学校の先生が小学校に行って、早い段階から中学校の教科を教えたりしており、以前と比べ、落ちこぼれや不登校の数は減ったとのことです。
ボクも日頃から、小学校の6年間は長すぎ、中学校の3年間は短すぎると考えていました。しかしながら、学校の人事権が県にあるため、市町村では思い切った人事交流ができないのが実情です。
この京都市のように政令指定都市では県と同じように、教員の人事権があり、免許の問題はありますが、自由に小中学校間の人事交流ができ、このように思い切ったことができるようです。
しかし、我が熊谷市でもこのような試みは必要だと感じました。
ところで、ここ京都は共産党が強い街としても有名です。以前は共産党の知事もいました。京都市会においても自民党に次ぐ第二会派を構成しています。
この理由には、やはり、明治以降東京に天皇様を連れて行かれ、都としての地位を奪われ、中央政府に対する反感、対抗意識がそうさせるのではないかと感じました。
ボク個人の意見としても、やはり天皇様には貴族が住まう京都御所が似合い、本来武士が住むべき江戸城は似合わないような気がします。