わしは30歳くらいで、妻がいた。子どもは分からない。
夜中の3時過ぎに出かける準備で洗面台で髭を剃っていた。
妻が慌てた様子でやって来て、人が来ているという。
玄関に行ってみると、男が家の内側に入っている。
40歳くらい。体型は普通。
だが、様子がただ事ではない。何も着ていないのだ。パンツも履いていない。
ドアの外には、もう一人、男が見える。そいつは服を着ている。
「・・は来ていないか?」という。
そんな人はいないし、知らない。こんな夜中に何だ、出て行ってくれ、というと、
知らないようだと外の男に言いながら出て行く。
玄関を閉めたが、男たちはそこにいるまま話をしている。
警察を呼ぼうと言って、電話をしようとするあたりから、これは夢かな、と思った。
出かける用事は、釣りか、登山か、競馬か。とにかく遊び。
外出は中止と決めるなど、また夢に逆戻りをして家の外を確かめたりしている。
これは一端起きないと良くないなと思って、トイレに行く。
戻ったが上手く寝れないので、昨夜から読み始めた
『さよなら、愛しい人』(村上春樹訳)をボンヤリ広げた。
この作品は読んだことがない。何度か映画化されていて、
わしはロバート・ミッチャムのマーロウ役を見ている。
『さらば愛しき女よ』。昭和50年頃。大学は出たあと。
大男マロイが昔の彼女を探すところから始まるのだが、すごく面白い。
この読書が悪夢を誘発したのか。たぶんそう。
夢と現実がごちゃごちゃになるのはわしの性癖だ。







