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読書感想日記

に、しようかなあ
※ネタバレしつつの感想。

7/28
リアル鬼ごっこ/山田悠介
読み始めてしばらくして、父親の態度が意味深だなと思いつつ、何か大きな事を隠しているのではないか?例えば本当は翼が王家の血を受け継いでいるのではないか、今の王は裏で何か工作をして成り代わっているのではないか、等と深読みして読んでいたが全く違ってた。
深読みする事なんてなかったのねと段々そんな気持ちに。
テンポが良い文章だなと思った。最初、大介が肩を落として?翼から去っていった、みたいなシーンがあったけれど、その後何かしら大介が活躍というか、実は鬼でしたーという展開をちょっと想像してしまったりなんかして…最後に鬼である大介が翼を助けて「これで俺は役に立つ人間だろ?」みたいな事を言うのかなーなんて想像しながら読んでたけど、全然違ってた。
王様も呆気なく死んでしまって、若干物足りなさを感じてしまった。もっと責めて欲しかった。
救われない話しだった…。

登場人物が相変わらず多いなと読み始めてしばらくしてそう思った。

主要人物が中々出ないので、出る前の登場人物が何かしら被害に合うのかな?と思ったけれど、読み終わって全く違ったので内心ほっとしてしまった。

私自身が物語に出てくる人物に愛着を持ってしまうからなのかもしれない。

そして相変わらず私は京極堂と榎さんが好きだなあ!榎さんの性格というか、キャラが本当に好き!

まあそれは置いといて、朱美の回想というか、本当は民江だけれど、朱美本人なのかと思って読んでたら最後でそういう事だったのか!と少し衝撃を受けてしまった。

民江はこの世に居ないものと思っていたから、生きていて良かったと内心思った。

朱美の人生は苦労の連発だったんだなあ、朱美という人間はなんだかお人好し?というか、他人に優しいなあとも思ったり。

伊左間が会ったのは朱美で、降旗が会ったのが民江って事ですよね。

朱美という名前の同じ人物が二人居て、色々と間違えただけなのかと思ったらまさかまさかの、でえーー!と内心驚いた。

宗教の事やらそこんとこは全く分からないので京極堂の話しはちんぷんかんぷんでした。

そういう宗教があったのか実は少し気になってしまったり。(好奇心が非常に強いのです)

バラバラだった事件が一つに纏まる過程は少し興奮気味に読んでました。

で、民江のお兄さん、間違うなんてね。しかも実の妹に…なんだか一人で勝手に走り回っているような感じだった。今ふと思ったのですが、お兄さんはどうしてその宗教について何も知らなかったのかな?父親はその宗教の関係者だったんですよね。どういう事なんだろう…

京極堂の憑き物落とし部分はあっという間に読み終わってしまった。

御坊が亡くなってしまったのには少し残念だなあと思ったり。意外とこの人の人間性は好ましいと感じてしまったり。

 

二つしかまだ読んでないけれど。

有名なのと、「四大悲劇」という救われない感じの言葉を聞いて、前々から気になりやっと購入できたので読んでみた。
台詞だけの文章というのは聞いていたので、読みにくいかな?と若干思ったものの、意外にするする読めて良かった。登場人物の名もごっちゃにならなくて意外と私にも文章は合いました。

4/15「ハムレット」
復讐の連鎖だなあ、なんて思ったり。(私個人の感想です)
レアティーズはハムレットに剣を一撃?刺していたのでそれで復讐心は満たされたって事なのかな?
最後は真相をハムレットに話していたし。
想像力があまり無いのと少し難しいなあと感じたのでまた機会があれば読み直そう。
王は結局悪者なのね、とも思ったり。

7/5「マクベス」
マクベスは内心野望を持っていて、本来は実行するつもりもなかったのに、魔女の予言、言葉を聞いて唆されたというイメージを持ってしまった…。
元々野心家だったのかなと読み終わった後、少し読み返してみてそう思ってしまった。
亡霊が出るけれど、その亡霊はマクベスの恐怖の象徴と言うか良心の一部というか、亡霊が消えたと言う事は即ち狂気に飲まれた、と解釈してしまった。
一番哀れに感じたのはマクダフだなと思った。
マルカムがマクダフを試している?シーンは読んでて、マルカムかっこいい!と何故か感じてしまった。特に何故そんな事を言ったのか理由を言っているシーンが好きだなあ。
魔女に合うたびに狂気?に飲まれているなとそう思った。
…言葉をあまり知らないので表現がおかしいですが、読んで私はこう解釈していました。
マクベスは最近映画にもなっているようで、とても気になっています。

江國香織の「東京タワー」を読みました。

実を言うとドストエフスキーの「罪と罰」を先に読んでいたのですが、途中で投げ出してしまったんですよね。
というのも、私の理解力が全く無いせいで文章が難しいなぁと思ったり、登場人物が覚えきれなかったりで…。
上巻の最後のほうまでは読んだのですが、また機会があれば最初から読み直そうと思ってます。

打って変わって「東京タワー」の文章はとても私に合っていたようで、するすると読む事が出来ました。
恋愛小説よりもミステリー系や推理系?結構暗い感じの小説が好みな私ですが、何故か気が向いたといいますか、どんな内容なんだろう?と思って読んでいました。

透の恋愛は儚げな感じで、耕二の恋愛は哀れというか、器用に二人を相手にしてるなぁと思いましたね。
儚げと哀れと言ったのは、読み終わった後に漠然とそう思っただけです。
詩史さんはなんか、少し冷めた性格というか、そういう印象を持ちました。
逆に喜美子さんは情熱的!
本当に透と耕二の恋愛は対極的だった。あらすじの通り。
詩史さんは一体何を考えてるんだろう?と少し思ったりもしました。
最後は結局、透は詩史さんと「一緒に生きる」ことが出来たのかどうなのか気になりましたね。
読み終わった後、少し悶々としてました。
詩史さんの旦那は二人の関係に気づいていたのかな?気づいて見てないふりしてるのか?と考えてみたり。
吉田さんは本当は耕二に気があるんじゃ?とも思ったり。

随分前に映画も見てるんですよね。岡○くんと松○くんが主演の。
どんな内容かは忘れてしまったんですけれど。それほど前って事です。
あの映画の原作かーと思いながら、そのまま放置して、最近になって原作の方はどんな内容なんだろうと思ったのです。

恋愛小説も面白いなあと思いつつ、結局私はミステリーやらサスペンス系の小説を手に取るんだろうなぁと思ったり。
まだまだ読みたい小説があるので、退屈しない日々が続きそうです。
(と言いつつ、気分屋ですから全く読まなくなるという日々も来るんだろうなぁ)
姑獲鳥の夏と永遠の0を読みました。
前の記事に書いたように、やっと姑獲鳥の夏を読めて満足してます。
しかし・・・途中で、関口先生にはちょっぴり苛々したりして。
と言うのも、内容を全く知らないで読んだなら少しは違ったのかもしれませんが。
藤牧さんがなんというか、哀れだなぁなんて思ったり。
やっぱり最後の真相の所は夢中になりました。
実は実写映画も見てるのですが、今となっては真相の所はどうだったのかを忘れてしまって、小説を読んでなるほど、そうだったのかと実感しています。
読み終わって思った事は悲惨だなぁと思ってしまいました。
涼子の人格については驚きと、涼子の母も辛かったんだろうなぁと思ったり。
そして関口先生は鍵だったのかともしばらく悶々とした気持ちになりました。
物語に入り込んでしまった数秒くらい考え込んでしまったり。とまぁ大袈裟ですが。
涼子の母が祖母と同じ事をしなければどうなっていたんだろうかとちょっぴり思いましたね。

永遠の0は、途中途中で思わず悲しみに襲われました。
涙は出なかったですが、戦争についてリアルすぎて、戦争について全く知らなかったのですが、軍隊とはそういう場所だったのか・・・と衝撃を受けています。
宮部さんと出会った人達はどこかで繋がっていたんだなぁと最後辺りを読んでいてそう実感したのが凄く印象的に残ってます。
そして、宮部久蔵について調べる孫達、健太郎が徐々に逞しく見えたのは私だけなのだろうか・・・。
宮部教官に操縦の訓練を受けた学生達が宮部教官のためにという所は、宮部教官がどんなに人として素晴らしいのかを実感しました。
最後の最後で衝撃的な事実で、しかも宮部さんの選択には思わず、何とも言えない感情になりました。
勇敢だな、と。

そういえば、テレビで永遠の0が放送されていたのは知っていたのですが、今になって録画しておけば良かったと物凄く後悔しています。
小説の方を読んでいる途中で、どうしても映画を見て内容を知るより、原作を見てどんな内容なのかを知りたかったので、ついつい無視してしまいました。
非常に後悔してます。
今度DVDを借りてこようと新たな決意をしています。

また新たな物語の中へダイブしてこようと思います。