ヘクター’87 その⑧ | カセットテープがワカメ

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キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

「HISTORY3/5」…かなりのヘクター’87ファンじゃないとあまり聞いたことないと思います。1面、2面をクリアしないと聞けないわけですからね。この曲は私の作品の中でも異色だと思います。ディミニッシュ・コードを多用してドロドロとした暗い感じの曲調ですよね。さてなんでこんな曲になったのか…20年前のある日、キノコさんはいつものようにハドソンの開発室でデモ画面を見せてもらってました。ヘクターさん「3面は古代の遺跡が舞台です。暗くて複雑で謎めいた感じにしてください。」1面のBGMの依頼とはまるで反対の賛成の反対なーのだ、のリクエスト。んー。難しいぞ。キノコさんにとって「複雑で謎めいた」音楽といえば小学生時代に苦しめられたバッハの3声。「ヨシ!自分じゃとても弾けねーような複雑な曲を作ってやる!」張り切って取り組んだもののこれが大ハマリ。作っては消し、作っては消し。なかなか「これだ」というものができずものすごく苦しんだ記憶があります。当時、作曲を依頼されてから締め切りまではだいたい1週間くらいでした。この3面の時は1週間毎日4~5時間は「ガジガジ作曲法」で鍵盤の前にはりついていたんじゃないかな?完成した時はうれしかったけど、今考えてみたらこんな作曲しても楽しくもなんともないしまさに「若気の至り」って感じですね。お恥ずかしい限りです…