ファイナンシャルプランナーにとって、
一番ややこしいと思われるのが『相続税と贈与税』に関することです(私の主観)。
制度がころころ変わるし、取り扱う金額と税額も大きいのです。
所得税・住民税の生命保険料控除もころころ制度が変わりますが、
それによって変わる金額は数万程度で金額も小さいです。
それに生命保険料控除については、保険の外交員や
保険を扱っている事業所で分かっています。
なので、間違えたら金額が大きい相続税の相談が難しいと思います。
FP1級~3級は一度資格を取ったら更新というものがありません。
ずっと有効なのです。
FPの取り扱う事項はとても幅広いのですべてを追っかけることは難しいです。
私のように取得してからFP業務に携わる時間も範囲も狭かったので特にです。
住民税非課税かどうかぐらいの人をお客さんとしていました。
もちろん、そんな人の相談はお金にはならず、給料のうちとなっていました。
贈与税単独では税務署は脱税や無申告を把握するのは難しいです。
しかし、亡くなった後、相続税の調査をするときに生前の贈与税も一緒に調査するのです。
ちなみに私の手元にあるFP2級のテキストは2011~12年版です。
その当時と現在では随分と相続税は変化しております。
相続税は亡くなった時に相続したものに税金がかかるものだと思っていませんか?
私もそのように学びましたが、その後制度が変わったのです。
亡くなった○年前までの生前贈与は無かったものとなり、相続税の算定に加わるようになりました。これが○年というのは、2023年12月31日までは3年だったのですが、2024年1月からは7年となりました。
今亡くなると7年前の生前贈与に遡るのではなく、今贈与すると7年以内に亡くなると相続税の対象になります。
もし詳しく知りたい人がいればこちらの円満相続税理士法人のページがわかりやすいのでご覧ください。
私が退職するときに定年退職者のためのセミナーに参加させてもらえたのですが、
そのときの講師の二人が地銀の行員だったのですが、
遺書は公証役場の公証人など専門家にお願いすることを勧めていました。
お金を払ってする価値があるようです。
お金持ちだけが揉めると思っていませんか? 意外と金額が少なくても相続ってもめるんです。人間関係や感情の問題が大きいようです。
平日の昼間に病院や薬局の待合室でテレビを見ることが多いのですが、
これだけ大きな改変があっても相続税や贈与税のことを扱った番組を見たことがありません。スポンサーの圧力なのかわかりませんが。
(去年話題になったサラリーマン増税については昼間のテレビでやっていたのに。)
うちの妻の母は不動産所得があり税理士さんにお任せしているようなので、
ちょっとした相続税の相談は出来る環境にあります。
相続税はその時の(固定資産を含む)資産にかかるので、
預貯金が少なくてもかかる可能性があります。
また、税金を物で納める物納もよほどのことが無い限り認められません。
なので、相続税は知っている人は知っている、知らない人は知らない税金で、
知らない人は損をする税金となっておりますので、
一度ご自分の資産を考えて見ると良いでしょう。
(出来たら親の資産を考えて対策した方がいいのですが、
死んだ後の財産のことを話すのは気分を損ねる可能性があるので注意が必要です)
もし、私に余裕が出来れば、投資と生前贈与と相続について調べてみたいと思っています。
子へ、孫へと贈与する場合の、その調べた結果を記事に出来れば一番いいのです。
娘への贈与は金融資産でおこなうことも検討してもいいかもしれません。
以前はジュニアNISAという制度がありましたが、利用者が少ないために無くなってしまいました。
7月29日の取引
日経平均株価は+801.22円の38,468.63円で終えました。
グロース250指数は+12.11の655.02です。
ドル円は153円台です。
日経平均一気に2%以上戻しましたね。
まずは6301コマツ、7148FPGの決算発表が良かったです。
今日の取引
9432 NTT 200株売り。160円。
取得平均額が161円で、
どうしても意識してしまいます(してはいけないが)。
まだ2,200株保有していますので徐々に売っていきます。
最終的には私の分を全部売って、その分妻の口座で買います。
妻の口座ではポツポツと買っていっています。
情報は自分で精査確認、投資は自己責任