こんにちは。
最近雨が続いているせいか、体調がイマイチです
これまでの複合性局所疼痛症候群(crps)の闘病の経過を綴っております。
前回までの記事をご覧になってない方は、是非そちらからご覧下さい。
前回の記事はこちら↓
大学病院を受診、受けた検査など...
私の自己紹介の記事です↓
今回は、crpsの治療について書き留めておきます。
crpsの治療とは
実はこれまでの投稿で、具体的な治療の内容を明らかにしてきませんでした。
これには理由があります。
それは、
一言で「こういう治療」と説明ができないからという理由からです。
というのも、今のところなぜcrpsが起きるのかよく分かっておらず、そのため治療方法も確立していません。
これは、はじめにかかった整形外科でも、大学病院のペインクリニックでも言われました。
診断されたからといって、必ずしも治る治療があるわけではない。
この事実を初めて知った時、当時中学生だった自分でも「えっ、それって大丈夫なの...?」と、漠然と不安になったことを今でも忘れません。
ここからは、先生たちから説明された話をまとめていきます。
治療に関して説明されたこと
crpsの患者全員に効果があるとされる治療は、現時点では存在していません。
そのため、対症療法で痛みをコントロールしていくことになります。
対症療法として挙げられるのは、
内服治療、ブロック注射、リハビリ、心理療法、手術(これはやれること全てをやった後の最終手段)などです。
その中でも、リハビリが最も効果的だと言われています。
痛みがあると、どうしても患部を動かさないようになります。
しかし、長期間動かさないことで、「動かさない→血流が滞る→痛み物質が放出される→痛みが強くなる→動かさない→...」という負の痛みのサイクルから抜け出せなくなってしまいます。
とはいえ、触ることもできないような足で歩けと言われても、それは無理な話になるので、
神経のブロック注射💉をして痛みを一時的に遮断させます。
そうすることで、「痛みが軽減→患部を動かせる→血流が良くなる→痛み物質が減る→痛みが軽減→...」という痛み改善のサイクルに入っていけることになります。
「痛みを遮断しているうちに患部をなるべく動かす」というのが、crpsのより基本的な治療です。
また、患者一人ひとりで効果も変わってくるので、並行して複数の治療を行っていくパターンが多いようです。対症療法しかないのだから、やれることはやってみようという流れになりがちなのだと思います。
実際私も、薬も飲むところからはじめ、ブロック注射、リハビリ、心理面談とあれこれやっています。
ただ、いろんな治療を同時に行なっているため、効果があった時に何が良くて改善したのかというのが分からないという懸念はあります。そのため、なかなかエビデンスが集まらずに、原因の解明や根本治療方法が見つからないという問題点につながるようです。まぁ、これは患者が心配することではありませんけどね...。笑
治療に関して思うこと
私はcrpsとは10年の付き合いになりますが、今も治療に関して言われることは昔とさほど変わっていないと思います。
治験などの研究は進んではいるようですが、まだ臨床の場にまではおりてきていません。
あと数十年経てば何か変わるのではないか?という期待はしています。
ですが、やはり少しでも早く研究の成果がでてきて欲しいとは思います。
また、正直なところ、リハビリが一番だから我慢して動かせと言われ続けられるのは、痛みが強くなればなるほど、そして闘病期間が長くなるほど、精神的にくるものがあります。
原因が解明されて根本治療ができるようになれば、もう少し患者の負担は減るのかなぁと思います。
今回はここまで。
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ではまた。