ドイツ鉄道のこと
この数か月で経験したお話を。
とある週末、
乗車しようとしたら、多くの人達が降車してきました。大きい駅ではありません、地元の無人駅です。
ここで降りる人なんて普段はほとんどいません。
一人の女性が降車しながら独り言で「この電車この先はいつ走れるかわかないから降りて!だって」と聞こえたんです。
え? え? と聞き返したのですが、その女性はそのまま行っちゃって・・・・
次に降りてきた人に何があったのか聞いたら、この先で火事が発生し、消火作業のためここで一度停まると、いつ出るか不明なので降りてくださいと運転士さんがアナウンスしたとか(車掌さんはいません)
え~~、そうなの? と思っていたら、夫が「とにかく暑いから少しでも車内の方がましでしょ。乗ろう」と。あ、因みにエアコンはほとんどかかっていません。 エアコンなし車両もあります。
乗ってみたら、あれだけ多くの人が降りたのに、まだまだ人がいっぱい。
座ってる人はほとんど降りていないみたいで空いている席が少しだけ。
え? 降りてくださいって言われても降りない人もいるんだ、と 日本との違いに驚き。
降りた人達はほとんどが立っていた人達なのかな。
まあ せっかく座っているんだし、ホームに降りたとしても充分に座る場所なんてないからね。
ワタシ達は降りろと言われているのに逆行して乗車していき、空いていた席に座りました。
すると運転士さんからいつ出れるか不明です、と同じアナウンスが。
と、ものの5分もしないうちに、運転士さんが運転再開しますと車内にアナウンスして、すーっと静かに扉が閉まり、だまって出発していったのです。
駅にいる人達は、え? え? え? って顔、 乗ってるワタシも え? え? え? ホームにいる人達どうなるの?と驚いている間に電車は出て行ってしまいましたよ。
これ あり????
構内アナウンスなんてない(無人駅だからね)駅ですからね。 一応自動の構内アナウンスはあるけど、こういった事態に備えたアナウンスはないからね。
外にいる人達に一言でも運転士さんが声掛けしてくれてたらみんな再び乗れたんじゃないかな?
酷いもんですよね。
話2
これもまた週末のお話。
コロナ前からそうなんですが、週末はやっぱり電車を利用する人が多い。
季節のいい今なら尚更自転車持ち込んでどこかへサイクリングへ行く方も多い、当然こちらサイズのどでかいベビーカーも乗ってこられます。
なのに!連結してる車両数が少ない(たまに1両とか2両できます)ので車内はだんだん混んでいきます。
そして、ドイツの方、日本人と違って満員電車というのを経験されたことがないので、バスにしろ電車にしろエレベーターにしろ、奥へ詰めて場所を作る、奥へ詰めて乗ってこれるようにする、という 技 を知りません。笑
たまに バス(電車にしても)で奥がすかすかなのを見かけます、人は出入り口に立ち「もう一杯だ」と言って乗せてくれません。次を待つしか・・・・な~んて経験をしたことがあります。
今回はこんな大きいわんちゃんも乗車してきました。
それと混む原因の一つが これ ↓
座席に鞄置いて座れなくしてる方もドイツでは見かけますが、流石に混んできたら皆さん膝の上に乗せたり、ここ空いてます?と聞かれて渋々どける人もいますけどね。笑
話戻って、今回は本当に満杯でした。笑 自転車自体も日本のに比べたら大きいからね~。
でも 自転車は乗せていいとなっているので決して違反しているわけではないのですよ。
混んできて次の駅ではもう自転車の人は乗れなくなってきてるみたい・・・・というのを数駅経験してから、突如 運転士さんがアナウンスしてきて、
「自転車持ってる人 降りてください。 ベビーカーを乗せたいので」って。
でも律儀に降りる人なんかいませんよ。
そしたら、
「自転車持ちのかた降りてください、でないとこの電車は発車しません」って。
脅しですよ、脅し! 爆!
「次の電車は10分後に来るので次のに乗ってください」って。
でも誰も降りませんよ。
10分後に来るっていうこともワタシ的にはどこまで本当かわかんないし(本当にドイツ鉄道の言うことは信用できないので)、10分後に来る電車も満員なら自転車持ちの人は結局は乗れないし、10分後に来るならベビーカーだって待てるだろって言ってる人もいるし。
座っているワタシには見えない光景だったので、本当に降りた人がいたのかどうか不明ですが、電車は再び発車しました。
なんやったのこれ?
これまた 週末の話
激混みでした。 電車の車両数が少ないのでさらに混みます(↑と同じ)、皆さん乗るにも恐ろしい感じです。
30分ほど走って、え?これ電車?というほどの遅さ。なんか音も変。
おかしいなぁ~と思っていると夫が 「多分この電車故障してるで」 と。
案の定 それから間もなくアナウンス(これまた車掌さんが乗っていないので運転士さんが)が流れ、電車の調子がよくないので、次の駅でいったん停まり、その後のことはそれからお知らせします。って。
で、次の駅に到着するちょっと前に再びアナウンスが流れて、
「後ろの車両の調子が悪いみたいなので切り離して先を行きます。 しかし 次の運転士が今タクシーで急遽こちらへ向かっている最中なのでその運転士が到着次第です。」と。
車内 みな 苦笑
ただ、ここで運転士が交代である理由は誰もわからず。
「他のホームに〇〇行きの電車が待っています、そちらに乗ることも可能です」とアナウンスが流れたので、ワタシ達はそちらの電車に移動しました。
週末にもかかわらず車両が少なく、自転車と一緒に乗れなかった人達はコロナ前から見てきた光景。
なので、夫がサイクリングをしに 〇〇へ電車で行こう!って誘うけど、お断りしてる。
あんな思いはしたくないから。
逆に 自転車専用車両に座っていたら 「ここは自転車専用やで! 車両移れ!」って偉そうに自転車爺さんに言われたこともあり。
今回は自転車専用やで!と主張する人がいなかったのかな? ← ここ不明。
まあ想像するに、あんな激混みでそう言ってきたらきっとボコボコ(口喧嘩)にされてただろうね。
そんな中 ワタシが降りようとしたら、「どうぞ」とにっこり笑って前へ行かせてくれた若いお嬢さんもいる。
激混み、電車の不調を経験した最後に ワタシは 彼女のお陰でとっても気持ちよく電車の旅を終えることができた。
でも やっぱり週末の電車旅は遠慮したいわ。