Münsterからの帰り ドイツ鉄道 ⑥ | きんぎょっぴ ドイツとワタシと家族と

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来てくださってありがとうございます。
ドイツ生活のこと、身の回りのことさらっと書いております。

 
ドイツ鉄道のことは、ここ最近愚痴愚痴言ってるが、また今回書かせて貰いたい。
まあ、備忘録として。
 
愚痴を言うならドイツ鉄道に乗るなよ!と思われるかもしれないが、ある意味この状況を楽しんでいると思ってもらえると嬉しい。
 
さて、Münster からの帰りの電車、ワタシ達は座席を予約しておいた。
4席、テーブルを挟んで向かい合わせの席を。
テーブルのついた席があるのだ。
アップ こんな感じ。
 
電車は非常に混んでいた。
 
そして我々の席 4席のうち 既に2席に座っている親子がいた。
女性と3歳ぐらいの女の子の二人。
 
ワタシは夫たちより後に乗り込んだので夫や友人のご主人がどんな会話をしたのかは不明だが、この母親、席を動かなかった。
 
男どもも幼い子がいる親子にそこを明け渡せ!と強くは言えない。
 
しかし、席を予約しているなら、その予約してあるチケットを水戸黄門の印籠のように我々に見せて、
 
どや!うちらの席やろ!
 
と言えばいいのだ。
 
が、その母親は口は達者だが、チケットは見せようとしない。
 
 
とにかく、4席のうち2席は空いていたのでワタシと夫が座り、友人夫婦はしばらく立っていた。(夫は友人妻に席を譲ろうとしたが彼女は立っていたいからと言って断ったことをここに明記しておく。)
 
夫にこっそり、この前の席の人この席取ってたん?と聞いた。
ドイツ鉄道のダブルブッキングもあるかもしれないから。
 
夫は、分からん、と言った。そこまで我々も聞けないと、確かに。
 
では、車掌さんに聞こうと来るのを待っていた。
 
来た車掌はワタシ達が呼び止めなかったらそのまま行こうとするではないか!
(そんなこと普段なら絶対にない。駅の改札口がない分、車内で乗車券のチェックを厳しくする)
 
ちょっと待って、と夫が呼んだ。
 
もう、この席が誰のものかをはっきりさせるのは得策ではない。(明らかに我々が予約した席だが)
 
とにかく、席の予約した代金を返金してもらえるようにだけ手続きを車掌さんにしてもらった。だって満席で我々の四人のうち二人は座れてないんだから。
 
いやその前に車掌さんはその女性に座席の予約の有無を聞くはずだ(いや、聞かなければならない)、が、それをしない。
多分 車掌さんはこの席が女性の分ではないことを知っているのだと思う。
 
それにしてもドイツ人女性は強い。(この人だけじゃない、こんなことを平気で主張してくる人を何度もみてきてる。)
 
事を荒立てたくなかったが、一言言いたかった。
 
予約のチケットと誰がどの席かはっきりさせたらいいだけのことなんちゃうん?、とワタシは独り言のように夫に言った、
 
その女性は聞こえてたみたいで
 
電車間違ってはんのとちゃう?
 
と言ってきた。いえいえ、間違った電車に乗ってませんよ。
 
他にも手押し車の補助を使って歩いてきた老紳士とその奥さんも座席の予約でちょっとだけトラブった。
その時も、
「ちょっと探したら車いす用の席ありますやん!」ってこの女性は首を突っ込もうとした。
 
老紳士の奥さんも(皆ドイツ人ね)負けてへんわ。
「いや、この席を予約してるねん!」と強く言って納得しない。
 
まあ お年寄り、プラス 歩くのが困難な人を捕まえて、あんた立っときなはれ、とは誰も言わないのでその席は無事彼らは確保できたけど何もかもがおかしい状態になっている。
 
 
そんな時に、誰もその母親に話しかけてもいないのに、一人話し出した。
ICE(日本の新幹線みたいなもの)を予約したが、そのICEがなくなった。
だからこの電車に乗ってる。
 
って、やっぱりこの電車の席の予約はないんやん!
 
 
もう何でも勝手に言ってください、っ感じ。
 
 
ようやく席を見つけた我々の仲間はその周辺での会話を聞いてきた。
今日かなりのICEがキャンセルになって走っていないらしい。と。
 
え?ドイツ鉄道
もしかして ストライキやってんのん?爆!
 
結局は その周辺の人間はみな席をちゃんと事前に予約してあったのだ。
しかし、一部の人が乗ろうとしてた列車はキャンセルされなくなったために別の列車に乗るしかなかった。
そこにも既に席を予約してある人はいるけど、なんとなく
 
早いもの勝ち アンド
弱者(この場合、幼い子、老人)が勝った
 
かたちになったのである。
 
すべてはドイツ鉄道が原因のようだ・・・・。