ロンドン Ⅲ | きんぎょっぴ ドイツとワタシと家族と

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来てくださってありがとうございます。
ドイツ生活のこと、身の回りのことさらっと書いております。

みなさん こんばんはラブラブ


初日から波乱万丈な ロンドンの旅。


わずか数日の滞在でしたが、まだまだ 感動に残ることが起きております。




さて、翌日はのんびり 朝食を頂いて、


その後は 近くのバッキンガム宮殿へ行きました。


だいたい 朝の9時半頃だったと思います。



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すでに、チラホラ観光客が宮殿前に来てます。



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しかし! 


明らかに観光客ではなく、まるで社交場へ招待されたかのように


正装された方々が一組どころではなく、何組も来られています。


中には宮殿前でかしこまって写真を撮られてます。



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確か 普段は 宮殿前に車は駐車できないのですが、


その日は誰に何も言われず、堂々と車がとまっているではありませんか。



夫曰く


「いや~ イギリスではまだまだ王室は敬われているんだなぁ~」

「見てご覧、皆さん 宮殿に来るからって お年寄りなんか正装して来られているよ」


と。



が、 


ワタシ なんか違うと思ったんです。



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個人のプライバシーもあるので、後姿だけお写真を撮りましたが、


もう気になって、気になって仕方がないので、


とうとう ワタシ 中央ちょっと左の紺色のお召し物を着ていらっしゃる


おばあさまのご主人に勇気を出して声を掛けてみました。


「何か今日特別なことでもあるんですか?」


「そうでなんですよ、 

今日 私達は 女王陛下に招待されたんですよ」



「えぇ~!」




なに?   ナニ?  何?



日本語でいうならば 勲章授賞式 とでもいうのでしょうか?


普段から ボランティアで活動されていたり、


軍関係の方が表彰されたりするそうで、毎年 100人ほどの方がリストに上がり、


選考の結果 エリザベス女王みずから 勲章をたまわるそうです。


それがこの日だったようで、


10時に始まるので、 すでに朝の9時半頃には宮殿前には招待された方々でいっぱいになりつつありました。



ちなみに 有名な方で言うなら、この日はこの方も招待されていたようです。



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ヘアスタイリストで有名?なビダル・サスーンさん (知らない?)

Hair stylist Vidal Sassoon with the insignia of a Commander of the British Empire after being honour by The Queen at an Investiture ceremony at Buckingham Place, 20 October 2009.



その後 私が話しかけたおじいちゃんはうちの夫と話し出し、


私はおじいちゃんの奥さんである紺色のお召し物を着た、おばあちゃんと延々と話をすることになりました。


どうやら、招待状が届いたのは5月16日で、その招待状が届いたのは寝耳に水!


「もう オー マイゴッドよ!」 とおばあちゃんは心臓パクパクしたわと言ってました。


ただ、警備の関係上 この日まで 女王から招待されていることは口外してはいけなかったらしく、ご夫婦二人だけの秘密だったそうです。


それにね、夫は女王の前にいけるけど(勲章を受けるので)、私は後ろの方から見るだけ、もちろん話すことなんかできないけどね、と。


ワタシ ミーハーなので、こんな話聞くと 自分のことのように嬉しく思います。


「よかったですねラブラブ、 本当名誉なことですねー」


「そうなのよ、もう本当に名誉で、嬉しくてしょうがわないわー音譜



そのおばあちゃんに、


「女王に ワタシから よろしくってお伝えください!」 

と ウイットいっぱいに言ったら、


このおばあちゃん と~ってもノリがよくて、


「わかったわ、あなたの代わりに私が遠くから女王に手を振っておくわね!」

って。


招待状もバッグの中からわざわざ出して見せてくれました。


本当は写真撮りたかったけど、そこまでお願いするのは申し訳ないので、


最後に握手をして別れてきました。




有名な観光地を見て回るのはとても素晴らしいことですが、


こんな偶然に遭遇し、素敵な方々に出会えるのもいいものですね。