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11月5日(金曜日)

 おはようございます。

 パソコン起動させっぱなしです。

 今日もいい天気。


 中国漁船と海上保安庁の船とのあれこれがYouTubeにあげられてますね。
 「本当の尖閣 海上保安庁1」からの6つの動画。

 何で初めから公的に公開しなかったんだろう・・・
 どういう立場で論ずるにせよ、ここから始まるんじゃなかろうか。


 いつもは大昔の話から書いていってますが、今日は昨晩深夜眠る直前にあれこれ考えていたことから書きたいと思います。



目の前が真っ暗になっても「現状最善を尽くすべし」 先崎学 週刊文春11/11号

週刊文春11/11号 先崎学 コラム「浮いたり沈んだり」より

「敵陣の好所に角を打った私はすぐに異変に気がついた。角の一間飛びにある金を角の方に一路寄られると、角の逃げる場所がないのである(業界的には、角が詰んでいる、という)。
 打った瞬間、それこそ指が離れるかどうかというタイミングでそのことに気がついた。」

「そして、相手が着手した瞬間、金を寄ったのが分かったのだ。分かったということは、見たはずである。絶対にそうだ。しかし私は、目を開けた自覚がまったくなかったのだ。目は開いたにもかかわらず真っ暗闇のなかだったわけで、これが冒頭のシーンである。
 投了しよう、と思った。」

「それでも指すからには、最善をつくさなければならない。
 将棋界には『現状最善を尽くすべし』という格言がある。前のいきさつは考えずに、とにかく今現在目の前にある局面にて最もいい手を考えるべし、という戒めである。そのことばを思い出せたお陰か、なんとか逆転勝ちができた。」

「そのうちに奨励会の子が私の将棋を並べだした。例の局面になる。私は勝ったから、余裕のへらず口が出た。
『いやあ、角を打った直後は死のうと思ったよ』
 瞬間、佐藤大先生(佐藤康光九段)の顔がきりっとなった。
『いや駄目です。死んじゃいけません。将棋は負けたら次勝てばいいですけど、人間死んだら次がありません』」

「それにしても佐藤君は優しいなあ。」


 私は死なずにすんでるけど、一局投了しちゃったな。





これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル著

 図書館で借りて来ました。

これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学/マイケル・サンデル

¥2,415
Amazon.co.jp

 う~ん、むつかしいです。
 まだ途中までしか読めてません。
 でももう期限なので返しにいかないといけない。

※途中から返してしまって記憶で書いています。

 こういうのを「哲学」と言うのか??

 いろいろなことを考えるのに、いろんなケースを上げはります。

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 最初は2004年夏、ハリケーン・チャーリーの被害の時の便乗値上げについてのもの。

 1袋2ドルの氷が10ドルで売られた。
 当時だったら220円のが1100円くらいか。

 家の屋根から倒れかかった木を2本取り除くのに、業者は2万3千ドル要求。
 250万円くらい?

 小型発電機。通常は250ドルのものが2000ドル。
 2万7千円くらいのものが22万円くらい。

 老齢の夫と障害のある娘を連れた77歳の婦人は普段一晩40ドルのモーテルで160ドルを請求された。
 4400円くらいが18000円くらいか。

 フロリダ州司法長官チャーリー・クライストは

「ハリケーンの後で困っている人の弱みにつけこもうとする人間の欲深さには、驚きを禁じえない」と述べ、もともとフロリダには「便乗値上げ禁止法」があり、執行され、裁判で勝訴を勝ち取った者もあった。

 ところが一部の経済学者はその法律や一般市民の怒りは見当違いだと論じていた。

 代金が通常より高いおかげで、こうした商品やサービスの消費が抑えられるいっぽう、はるかな遠隔地の業者にとってハリケーンの後で最も必要とされている商品やサービスを提供するインセンティブが増すのだから。そのため「害よりもはるかに多くの益をもたらす」「売り手を悪者扱いしてもフロリダの復興が早まることはない。売り手には思う存分商売をさせてやることだ」

 みたいな意見。
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 う~~ん。素朴には便乗値上げは許せないと思うのだけれども、経済学者の意見も最もだと思えるなあ。

 で、このあたりは私もあれこれ「どっちが正しいのだろう」とか考えながら読んでました。しかし次の例。

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 あなたは電車の運転手です。このまま進めば保守作業員を5人ひき殺します。しかし曲がれば1人ひき殺します。どちらを選びますか。

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 これを考えるのが哲学!?

 私だったら目いっぱいブレーキをかけ、祈ります。曲がらないのは、そんな状態で曲がれば脱線転覆して乗客だってどうなるかわからないから。でもそんなの考えたくない。で、もちろんそういう状況に立ち至らないように考えないといけないわけで。


 で、その次あたりに出てきたのがアフガニスタンで戦っている米兵の選択。実話から。

 しかし・・・もちろん米兵も目の前の選択を迫られ、その結果を引き受けるわけですが・・・

 ちょっとそこについては述べず、戦中の昔の日本と周辺のアジアの国々(特に朝鮮半島や中国大陸)について考えてみれば・・・

 たぶん、一部の日本人は「大東亜共栄圏」の理想を追っていただろうし、真面目に相手国の開発・発展について考えていたかもしれない。あるいは海外雄飛。「狭い日本には住み飽きた」また、たぶん多くの人は、どっちゃでも良くて、ただ日々を暮らして居ただけだろうと思います。で、生活が苦しくて他国へ行っただけだったり。もちろん市場開発の意図、明確に侵略の意図を持っていたかもしれない。

 そして相手国の人の中にも、日本のそういった動きを利用しようとした人がいて当然。

 で、その中でたくさんの日本人が個別の選択を迫られたことだろうと思います。

 しかし・・・そもそも軍隊とともに相手国に行ったことそのものが、もう相手国にとっては侵略と言える行為だったのではないかなあ。

 もちろん、こんなこと、今だから言えることで、当時の日本人なら「言えない」というよりも「考えつきもしない」ことだろうとは思います。でも私は今に生きているのだから、言ってもいいんじゃないかな。

 そんなふうに、ある時の個別の「正しい」「間違っている」っていうのは、ちょっと引いてというかメタな視点を持つというか、そうしてみれば「そりゃ根本が間違ってるで」とか「それ、どうでもいいことちゃう?」みたいなことが多くあるような気がします。



ベンサムとか功利主義とかの話。

 費用便益分析とかの話。

 フィリップモリスがチェコでたばこの税金があがりそうになってのチェコでの調査で調査研究をしたそうです。

 喫煙による国家予算に対する喫煙の影響の費用便益分析をしてみたところ、喫煙することによって、高齢者や病弱者が死に、健康保険費や社会保障費が少なくてすむので、年間の国庫の純益は1億4700万ドルになる。

 ところがこれが非難囂々になりCEOが謝罪したそう。

 う~む、なんで謝罪しなきゃなんなかったんだろう。「だから喫煙すべきだ」まで書いてしまっていたのかな。調査結果だけなら貴重な資料だと思うのだけど。

 こういうので思い出すのが、昔ノースカロライナ州で自閉症の人のためにTEACCHを作る時だったか、何か事業をする時だったかの論理。

「自閉症の人を精神科病院の閉鎖病棟に入れるよりも、TEACCHで教育した方が安くなります」

というもの。もちろん「精神科の閉鎖病棟」は緊急の時など必要なものです。しかし、必要の無い人まで入れちゃいかんし、医師・看護師・その他スタッフ・病棟にかかるお金を考えるとTEACCHでやった方が安くつきますよ、という論理。

 本当は、もちろん、どちらが本人さんにより快適か、という価値観が大事なのだけど、行政からお金を出してもらうには、この費用便益分析をしないと説得力が無いのだろうな。



リバタニアリズム(自由至上主義)

ミルトン・フリードマンの意見。

 医者でも医師免許に関わらない。もし割安で盲腸手術を受けたければ、免許の有無に関わらず、誰にその手術を依頼しても自由であるべきだ。市場はこうした情報を提供することもできる。患者は国家の医師免許に頼るよりは、雑誌の「コンシューマー・リポーツ」や「グッド・ハウスキーピング」といった民間の格付けサービスを活用するようフリードマンは勧めている。

 すげえ・・・そこまではよう言わん・・・

 しかし、私、いつも特別支援教育もあんまし資格関係ないよ、って書いてるなあ・・・同じなのかなあ・・・実際、教員資格が無い人でも「いい人はいい」のは事実・・・むむむ。


 途中までしか読めませんでした。読むのはごっつい時間がかかるし、反発を覚えることも多いのですが、でも面白いからまた借りて来よう。