専門家とか専門性とか
「ヤバイ経済学」や「超ヤバイ経済学」にもちょこっと出てきたこと。
専門家は情報の非対称性の中で仕事をするというか儲ける。
例として、不動産の営業担当者。不動産の相場や手続きを知っている。そして不動産を売りたい人、買いたい人、というのは人生にそんなイベントは滅多にないから情報が無い。その情報格差で営業の人は儲ける。
手数料は売値の5%だとか決まっているから、売りたい人のためにできるだけ利益が上がるように高く売れるように考えるか、というとさにあらず。
まあ、そりゃそうだはな。回転もものを言うから。
だいたい素人が売る場合に30万ドルの物件が不動産業者の直接の所有物だった場合は33万ドルで売れるって。ただし平均2週間長く売れるまでにかかる。つまり、少し時間がかかっても3万ドル(今だったら240万円くらい?)高い方を専門家は選ぶ。しかし、取り次ぎ業務の場合だと3万ドル高く売れても、手数料としては12万円くらいの差でたいしたことがないから・・・って私には十分たいした差に思えるなあ。
手数料の割合がもっと低かったんだっけ?
でもって、ある買いたい人にまず「今は上がり相場ですから高いですよ」と買わせ、契約が成立して、じゃあ今住んでいるところを売りたいとその人が言ったら「今下がり相場ですから安くないと売れません」
まあ、というふうに専門家は自分自身へのインセンティブに従っているだけで、必ずしもユーザーというか、売り手や買い手のためを思って動いているのじゃない。また必ずしも正直というわけでもない。
じゃあ、自閉症の人に関わる専門家の持っている格差ある情報って何だろう。インセンティブは何になるのかな。
う~ん、ライフステージを見越した育ち方?その例の数々?どこにどんな施設があり、どんな制度があるという知識?指導法?環境設定の方法?
教師だったらお給料を貰えるというインセンティブはものすごく大切だよね。
あとお子さんがニコニコ楽しそうにしてたらすごく嬉しいけど。それは私にとっては大きなインセンティブだな。
う~ん、どんなインセンティブをつければいいんだろう。何にインセンティブをつければいいんだろう。
自閉症の人に関して、保護者と専門家の関係
専門家は情報の非対称性の中で仕事をするというか儲ける。
例として、不動産の営業担当者。不動産の相場や手続きを知っている。そして不動産を売りたい人、買いたい人、というのは人生にそんなイベントは滅多にないから情報が無い。その情報格差で営業の人は儲ける。
手数料は売値の5%だとか決まっているから、売りたい人のためにできるだけ利益が上がるように高く売れるように考えるか、というとさにあらず。
まあ、そりゃそうだはな。回転もものを言うから。
だいたい素人が売る場合に30万ドルの物件が不動産業者の直接の所有物だった場合は33万ドルで売れるって。ただし平均2週間長く売れるまでにかかる。つまり、少し時間がかかっても3万ドル(今だったら240万円くらい?)高い方を専門家は選ぶ。しかし、取り次ぎ業務の場合だと3万ドル高く売れても、手数料としては12万円くらいの差でたいしたことがないから・・・って私には十分たいした差に思えるなあ。
手数料の割合がもっと低かったんだっけ?
でもって、ある買いたい人にまず「今は上がり相場ですから高いですよ」と買わせ、契約が成立して、じゃあ今住んでいるところを売りたいとその人が言ったら「今下がり相場ですから安くないと売れません」
まあ、というふうに専門家は自分自身へのインセンティブに従っているだけで、必ずしもユーザーというか、売り手や買い手のためを思って動いているのじゃない。また必ずしも正直というわけでもない。
じゃあ、自閉症の人に関わる専門家の持っている格差ある情報って何だろう。インセンティブは何になるのかな。
う~ん、ライフステージを見越した育ち方?その例の数々?どこにどんな施設があり、どんな制度があるという知識?指導法?環境設定の方法?
教師だったらお給料を貰えるというインセンティブはものすごく大切だよね。
あとお子さんがニコニコ楽しそうにしてたらすごく嬉しいけど。それは私にとっては大きなインセンティブだな。
う~ん、どんなインセンティブをつければいいんだろう。何にインセンティブをつければいいんだろう。
自閉症の人に関して、保護者と専門家の関係
超ヤバい経済学 スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー著
図書館で借りて来ました。
超ヤバい経済学/スティーヴン・D・レヴィット

¥1,995
Amazon.co.jp
「ヤバイ経済学」の続編。
またまためっちゃ面白かったです。しかし最後まで読めずに返さなければならなくなりました。
ということで思い出してエピソードを書くので、間違いは多々あるかもしれません。興味を持った方は本書にあたって下さい。
スディール・ヴェンカテッシュと一緒にした売春婦さんに関する研究。
シカゴの売春婦さんの調査。昔の売春婦さんは相当儲けていたらしい。現在はかなり安くなっている。手・口・本番・アナルの値段が出ていましたが、確かに安い・・・(って私は日本の相場に詳しいわけじゃないですが)
で、それは需要と供給に基づいているのだろうと。その一番の商売敵は
「タダでさせてくれる人の増加」
なるほど。社会的には昔と比べればおおいにタガはゆるくなっているでしょう。
でも安いだけじゃなく、高い人もいる。アリー(たぶん前巻でも出てきた人)は軍でプログラマーをやっててプログラマーとしても食べていけたのだけど、しゃかりきに長時間働くのが嫌になったので、自分でWEBを作ってエスコート(援交)を始めた。時給300ドルだったが、だんだん上げて現在は500ドル。週15時間で充分。値上げして客層が変わった。300ドル時代は1時間でガツガツした人が多かったのが、500ドルにすると4時間ほとんどお話したり食事をしたりで最後の20分だけとか。
この人はかならず相手にコンドームをさせる。「もし100万ドル払うからなしで」と言う人がいたら?という質問には「そういうことを言う時点で問題のある人だから相手にしない」とのこと。
出口戦略も考えていて不動産営業の資格を取ろうとしたが、抱える会社に手数料を50%取られるので(現在は誰にも取られてないのに!)あほらしくなった。そこで現在は経済学者になろうとしている。
自爆テロをした人の家庭を調査した。貧しい人はいなくて中流以上だった。
これは「明日食べる物に思い煩う」という状態だったら「自爆テロ」とかも考えることができないということでしょうね。
前巻でもテロリストの銀行口座の動きを調べるアルゴリズムを著者が考えた話が出てきます。これは99%の精度でもだめだとか。残りの1%でも膨大な無関係な人を選び出してしまうから。
で英国のスペシャリストがいくつかの変数と、ある決定的な変数(これは国家機密ということで出てきません)を見つけてアルゴリズムを完成させた。それによって捜査が可能な数まで絞り込むことができた。
アメリカのイラク・アフガニスタンでの死者数について。実は始まる前の各年の死者数とあまり変わらない。つまり訓練でそれだけ死者が出ていたということ。
思いやりについて
実験経済学(?)によって人間の思いやりが証明されたと言われてきた。
「最後通牒ゲーム」AB2人がいてAに20ドル渡す。そしてAからBに何ドルかあげる。それをBが受け取れば成立。Bが拒否すれば二人ともお金は貰えない。さてどうなるか。
あまりに足もとを見られたと思うとBは拒否する。そこで成立したのが6ドルだったか。
「独裁者ゲーム」ABは同じ。AがいくらBに渡しても(渡さなくても)成立。さてどうするでしょう。
4ドルだったか、6ドルだったかをわたすことが多い。
これによって人間は自分の経済のことばかり考える「経済人」でなく「思いやり」を持つ「配慮する人」であるかのごとく言われた。
しかしある経済学者がこんなことをやってみた。トレーディングカード(ポケモンカードとか遊戯王カードとかみたいなやつ)のマーケットで買人、売人双方に実験の主旨を説明したうえで買人が出してもいい額を提示、売人がどんなカードを出すか、という実験。すると売人はみなリーズナブルなカードを出した。
しかし、黙って買人が出店に行って、実験のことを知らせずに額を提示してカードを出してもらうと、売人はできるだけ価値のないカードを押し付けようとした。
で単純に「思いやりがある」とは言えないんじゃないかとこの経済学者は条件をいろいろ変えて「独裁者ゲーム」をやり直してみた。
するとAがBに全然出さない場合もあったし、「Bから10ドル取れる」という条件では多くの人が10ドル奪った。
またAB二人で一緒に仕事(封筒への資料入れ。ちゃんとしたバイト)をした後に同じ実験をすると、今度はAは少額でもBに上げた。
この最後の実験の解釈は本では別だったと思いますが、「戦友は裏切りにくい」みたいな気持ちになるんじゃないかなあ。
また、実験でのあれこれで、以前の「最後通牒ゲーム」や「独裁者ゲーム」で「思いやりがある」ように見えたのは「実験者が観察していることがわかっていたから」というのはありそう。
ある病院の救急病棟(ER)周囲と比べてもたいへんまずかった。そこにスカウトされたお医者さん(えーっと、もとシステムエンジニアーだったっけか?)。問題はそれぞれの部署の情報が参照されない(例えばレントゲンを撮ってもそれを手軽には見ることができない、みたいな)ことだと気付く。そして各部署の反対を押し切ってもう一人の人と、情報がハイパーリンクしているデータベースを作る。(もう一人の人はアラン・ケイのもとで学んでいるし、スカウトされたお医者さんもアラン・ケイの講演に感銘している。やっぱりアラン・ケイってすごいのね)
で完成したら「β版につき使用禁止」とモニタに貼っておいたのに、救急だけじゃなくて他部署の医師までもがそのパソコンの前にずらりと並んだって。
これにより医師は情報管理に60%以上の時間を取り、患者に当たれる時間が15%だったのが、患者に当たれる時間が60%(?よく覚えていない)になったのかな。そしてこの病院のランクが一気に上がったって。
で、このシステムごとお医者さんはマイクロソフトにヘッドハンティングされ、このシステムが全米に広がっていく。
ちなみにこのシステムを使っていろいろなことがわかるのだけれども、ERの場合、女医さんにあたったほうが治療成績がいいって。また「医者から評判のいい医者」は、治療成績は別によくなかった、って。でもコストは低く抑えられる人だったって。
またここの項目だったかどうか。
中米だか南米だかで、医者がストライキをした。死亡率が下がった。
アメリカでもある時、ワシントン市だか州だかで医者がみんな学会に行っちゃった。死亡率が下がった。
これに関するあるお医者さんの見解。「変にあれこれしないのがいいのかも。死ぬ人はどっちにしても死ぬんだし。」まあ、あと「いなくなる前にはきちんと対応したから」というのもあるかもしれませんが。
世の中に広まるには「安い」手段でないといけない。ただし広まる(それまでの人の考えを変える)にはすごく時間がかかるかもしれないが。
例として出てくるのは産褥熱の解決法を示したゼンメルワイス。塩素(さらし粉)を溶かした水に手をつけるだけでいいのですから。
ゼンメルワイスのこと(産褥熱への対処法を発見した医師)
あとマクナマラ(この人はヴェトナム戦争で大きな役割を果たしたということで評判が悪かったりしますが、基本的に「統計を読む」人だったよう)がフォードでやったシートベルトの導入。
あと抗癌剤についても、ほとんどの抗癌剤には「効いた」と言えるような効果は無い。2か月の延命とかそのくらい。(でもまあ余命4か月の人が6か月生きれば1.5倍の延命なわけですが)ただし、効果があるものもいくつかはある。
また20代~40代の若い年齢の癌については、えっと、死亡率が半分になっている(つまり標準医療が効果を上げている)。
心臓疾患で死ぬ人の割合は激減している。(そのかわり、寿命が延びた分、癌での死亡率は増えた)これは、移植やステント手術など最先端で高価な技術のおかげはほんの少しで、多くは安い治療薬のおかげ。
ここらへん、自閉症のある人への対応も同じだと思うのですけどね。TEACCH的というかおめめどう的に取り組むと、結局安くつき、人でもかからずに済む。
ここでだったかバイクにノーヘルで乗る人のことを「移植用臓器製造器」と呼ぶそうだ。
地球温暖化について。
インテレクチュアル・ヴェンチャーズの人たちの意見をもとに。
ここ最近温暖化してきているのは本当。しかし50年ほど前は寒冷化が心配され、イギリスでは農業ができなくなるのではと思われてきた。
空気中の二酸化炭素は100年前(?)は(こちらの資料によると200年前)280ppmだったのが現在は380ppm。でも生命の生まれる前は10000ppm。また空調のきいたビルの中は1000ppm。
ピナツヴォ火山の噴火で地球は1℃冷えた。
二酸化炭素より温暖化の強いガスはメタン。最高に大きいのは水蒸気。水蒸気を無視するのは、オフィスに象がいるのにそれを無視するようなもの。しかし現時点では水蒸気の影響をコンピュータで計算する式が無い。だから誰も考慮に入れない。
気候変動のシミュレーションで、大体の科学者の計算して出すデータが一致するのは「科学者が(コンピュータの)つまみをいじってるんだよ。同じようなデータを出さないと認められないから」
ああ、これはありそうや。
ADA(全米障害者法)が施行されて、かえって障害者の雇用数が減った。これは経営者がいったん障害者を雇ったら解雇できなくなると警戒したから。
う~ん、ADAで官庁に納入される機器は、その時点でできるだけバリアフリーな物になったり、といいこともあったのでしょうが。
また「希少生物保護法」とかなんとかいう法律ができた時、地主さんは自分のところに希少生物がいるかもしれないと思ったら、調査なんかされる前にさっさと木を切ってしまい引っかからないようにしたため、多くの希少生物が失われたとか。
守るための法律によって、逆の結果になることもよくある、という話。
それから官庁が「守ろう」「いい仕組みを作ろう」としてできた例は無い、といのもあったな。たいてい「コストがかかりすぎ」のものを作ってしまう。
まあ、これは言い過ぎかもしれません。で民間にすべて任せばいいというもんでもないかも。たとえば民間に任せてきたアメリカの医療保険は他の国よりいいのか?って問題もあるし。
でも傾向として、高コストになりがち、はあるやろな。
テレビの影響。
インドでは女性の人権は大事にされてこず、差別されていた。だから人口比でも女性が格段に少ないほど。テレビがある地域、ある地域と浸透していった(一気に広い地域に電波放送されるのでなくケーブルで地域ごとに広まった)ので、テレビの普及と女性の人権状況を調べると相関があった。
これは、経済の状況とかいうものとも関係あるかもしれませんが。一概にテレビの内容で人権意識が広まったというものでもなさそう。でもテレビだと「差別される姿」は出にくかったり、「開放的な様子」の方が出やすいというのはありそう。
アメリカで。アメリカでも、地方地方により、広まっていき方が違っていた。その広まり方と、その後の少年犯罪の統計を見てみると、テレビが普及した地域での少年犯罪の割合が増えた。
う~~ん、これは何でだろう。まあ日本ではわからないし、もう既にインフラとして定着してるもんだから、どうのこうのは言えないでしょうが。
とまあ、不正確にぶっとばして書きましたが、ほんと他にも面白いところがいっぱいありました。
超ヤバい経済学/スティーヴン・D・レヴィット

¥1,995
Amazon.co.jp
「ヤバイ経済学」の続編。
またまためっちゃ面白かったです。しかし最後まで読めずに返さなければならなくなりました。
ということで思い出してエピソードを書くので、間違いは多々あるかもしれません。興味を持った方は本書にあたって下さい。
スディール・ヴェンカテッシュと一緒にした売春婦さんに関する研究。
シカゴの売春婦さんの調査。昔の売春婦さんは相当儲けていたらしい。現在はかなり安くなっている。手・口・本番・アナルの値段が出ていましたが、確かに安い・・・(って私は日本の相場に詳しいわけじゃないですが)
で、それは需要と供給に基づいているのだろうと。その一番の商売敵は
「タダでさせてくれる人の増加」
なるほど。社会的には昔と比べればおおいにタガはゆるくなっているでしょう。
でも安いだけじゃなく、高い人もいる。アリー(たぶん前巻でも出てきた人)は軍でプログラマーをやっててプログラマーとしても食べていけたのだけど、しゃかりきに長時間働くのが嫌になったので、自分でWEBを作ってエスコート(援交)を始めた。時給300ドルだったが、だんだん上げて現在は500ドル。週15時間で充分。値上げして客層が変わった。300ドル時代は1時間でガツガツした人が多かったのが、500ドルにすると4時間ほとんどお話したり食事をしたりで最後の20分だけとか。
この人はかならず相手にコンドームをさせる。「もし100万ドル払うからなしで」と言う人がいたら?という質問には「そういうことを言う時点で問題のある人だから相手にしない」とのこと。
出口戦略も考えていて不動産営業の資格を取ろうとしたが、抱える会社に手数料を50%取られるので(現在は誰にも取られてないのに!)あほらしくなった。そこで現在は経済学者になろうとしている。
自爆テロをした人の家庭を調査した。貧しい人はいなくて中流以上だった。
これは「明日食べる物に思い煩う」という状態だったら「自爆テロ」とかも考えることができないということでしょうね。
前巻でもテロリストの銀行口座の動きを調べるアルゴリズムを著者が考えた話が出てきます。これは99%の精度でもだめだとか。残りの1%でも膨大な無関係な人を選び出してしまうから。
で英国のスペシャリストがいくつかの変数と、ある決定的な変数(これは国家機密ということで出てきません)を見つけてアルゴリズムを完成させた。それによって捜査が可能な数まで絞り込むことができた。
アメリカのイラク・アフガニスタンでの死者数について。実は始まる前の各年の死者数とあまり変わらない。つまり訓練でそれだけ死者が出ていたということ。
思いやりについて
実験経済学(?)によって人間の思いやりが証明されたと言われてきた。
「最後通牒ゲーム」AB2人がいてAに20ドル渡す。そしてAからBに何ドルかあげる。それをBが受け取れば成立。Bが拒否すれば二人ともお金は貰えない。さてどうなるか。
あまりに足もとを見られたと思うとBは拒否する。そこで成立したのが6ドルだったか。
「独裁者ゲーム」ABは同じ。AがいくらBに渡しても(渡さなくても)成立。さてどうするでしょう。
4ドルだったか、6ドルだったかをわたすことが多い。
これによって人間は自分の経済のことばかり考える「経済人」でなく「思いやり」を持つ「配慮する人」であるかのごとく言われた。
しかしある経済学者がこんなことをやってみた。トレーディングカード(ポケモンカードとか遊戯王カードとかみたいなやつ)のマーケットで買人、売人双方に実験の主旨を説明したうえで買人が出してもいい額を提示、売人がどんなカードを出すか、という実験。すると売人はみなリーズナブルなカードを出した。
しかし、黙って買人が出店に行って、実験のことを知らせずに額を提示してカードを出してもらうと、売人はできるだけ価値のないカードを押し付けようとした。
で単純に「思いやりがある」とは言えないんじゃないかとこの経済学者は条件をいろいろ変えて「独裁者ゲーム」をやり直してみた。
するとAがBに全然出さない場合もあったし、「Bから10ドル取れる」という条件では多くの人が10ドル奪った。
またAB二人で一緒に仕事(封筒への資料入れ。ちゃんとしたバイト)をした後に同じ実験をすると、今度はAは少額でもBに上げた。
この最後の実験の解釈は本では別だったと思いますが、「戦友は裏切りにくい」みたいな気持ちになるんじゃないかなあ。
また、実験でのあれこれで、以前の「最後通牒ゲーム」や「独裁者ゲーム」で「思いやりがある」ように見えたのは「実験者が観察していることがわかっていたから」というのはありそう。
ある病院の救急病棟(ER)周囲と比べてもたいへんまずかった。そこにスカウトされたお医者さん(えーっと、もとシステムエンジニアーだったっけか?)。問題はそれぞれの部署の情報が参照されない(例えばレントゲンを撮ってもそれを手軽には見ることができない、みたいな)ことだと気付く。そして各部署の反対を押し切ってもう一人の人と、情報がハイパーリンクしているデータベースを作る。(もう一人の人はアラン・ケイのもとで学んでいるし、スカウトされたお医者さんもアラン・ケイの講演に感銘している。やっぱりアラン・ケイってすごいのね)
で完成したら「β版につき使用禁止」とモニタに貼っておいたのに、救急だけじゃなくて他部署の医師までもがそのパソコンの前にずらりと並んだって。
これにより医師は情報管理に60%以上の時間を取り、患者に当たれる時間が15%だったのが、患者に当たれる時間が60%(?よく覚えていない)になったのかな。そしてこの病院のランクが一気に上がったって。
で、このシステムごとお医者さんはマイクロソフトにヘッドハンティングされ、このシステムが全米に広がっていく。
ちなみにこのシステムを使っていろいろなことがわかるのだけれども、ERの場合、女医さんにあたったほうが治療成績がいいって。また「医者から評判のいい医者」は、治療成績は別によくなかった、って。でもコストは低く抑えられる人だったって。
またここの項目だったかどうか。
中米だか南米だかで、医者がストライキをした。死亡率が下がった。
アメリカでもある時、ワシントン市だか州だかで医者がみんな学会に行っちゃった。死亡率が下がった。
これに関するあるお医者さんの見解。「変にあれこれしないのがいいのかも。死ぬ人はどっちにしても死ぬんだし。」まあ、あと「いなくなる前にはきちんと対応したから」というのもあるかもしれませんが。
世の中に広まるには「安い」手段でないといけない。ただし広まる(それまでの人の考えを変える)にはすごく時間がかかるかもしれないが。
例として出てくるのは産褥熱の解決法を示したゼンメルワイス。塩素(さらし粉)を溶かした水に手をつけるだけでいいのですから。
ゼンメルワイスのこと(産褥熱への対処法を発見した医師)
あとマクナマラ(この人はヴェトナム戦争で大きな役割を果たしたということで評判が悪かったりしますが、基本的に「統計を読む」人だったよう)がフォードでやったシートベルトの導入。
あと抗癌剤についても、ほとんどの抗癌剤には「効いた」と言えるような効果は無い。2か月の延命とかそのくらい。(でもまあ余命4か月の人が6か月生きれば1.5倍の延命なわけですが)ただし、効果があるものもいくつかはある。
また20代~40代の若い年齢の癌については、えっと、死亡率が半分になっている(つまり標準医療が効果を上げている)。
心臓疾患で死ぬ人の割合は激減している。(そのかわり、寿命が延びた分、癌での死亡率は増えた)これは、移植やステント手術など最先端で高価な技術のおかげはほんの少しで、多くは安い治療薬のおかげ。
ここらへん、自閉症のある人への対応も同じだと思うのですけどね。TEACCH的というかおめめどう的に取り組むと、結局安くつき、人でもかからずに済む。
ここでだったかバイクにノーヘルで乗る人のことを「移植用臓器製造器」と呼ぶそうだ。
地球温暖化について。
インテレクチュアル・ヴェンチャーズの人たちの意見をもとに。
ここ最近温暖化してきているのは本当。しかし50年ほど前は寒冷化が心配され、イギリスでは農業ができなくなるのではと思われてきた。
空気中の二酸化炭素は100年前(?)は(こちらの資料によると200年前)280ppmだったのが現在は380ppm。でも生命の生まれる前は10000ppm。また空調のきいたビルの中は1000ppm。
ピナツヴォ火山の噴火で地球は1℃冷えた。
二酸化炭素より温暖化の強いガスはメタン。最高に大きいのは水蒸気。水蒸気を無視するのは、オフィスに象がいるのにそれを無視するようなもの。しかし現時点では水蒸気の影響をコンピュータで計算する式が無い。だから誰も考慮に入れない。
気候変動のシミュレーションで、大体の科学者の計算して出すデータが一致するのは「科学者が(コンピュータの)つまみをいじってるんだよ。同じようなデータを出さないと認められないから」
ああ、これはありそうや。
ADA(全米障害者法)が施行されて、かえって障害者の雇用数が減った。これは経営者がいったん障害者を雇ったら解雇できなくなると警戒したから。
う~ん、ADAで官庁に納入される機器は、その時点でできるだけバリアフリーな物になったり、といいこともあったのでしょうが。
また「希少生物保護法」とかなんとかいう法律ができた時、地主さんは自分のところに希少生物がいるかもしれないと思ったら、調査なんかされる前にさっさと木を切ってしまい引っかからないようにしたため、多くの希少生物が失われたとか。
守るための法律によって、逆の結果になることもよくある、という話。
それから官庁が「守ろう」「いい仕組みを作ろう」としてできた例は無い、といのもあったな。たいてい「コストがかかりすぎ」のものを作ってしまう。
まあ、これは言い過ぎかもしれません。で民間にすべて任せばいいというもんでもないかも。たとえば民間に任せてきたアメリカの医療保険は他の国よりいいのか?って問題もあるし。
でも傾向として、高コストになりがち、はあるやろな。
テレビの影響。
インドでは女性の人権は大事にされてこず、差別されていた。だから人口比でも女性が格段に少ないほど。テレビがある地域、ある地域と浸透していった(一気に広い地域に電波放送されるのでなくケーブルで地域ごとに広まった)ので、テレビの普及と女性の人権状況を調べると相関があった。
これは、経済の状況とかいうものとも関係あるかもしれませんが。一概にテレビの内容で人権意識が広まったというものでもなさそう。でもテレビだと「差別される姿」は出にくかったり、「開放的な様子」の方が出やすいというのはありそう。
アメリカで。アメリカでも、地方地方により、広まっていき方が違っていた。その広まり方と、その後の少年犯罪の統計を見てみると、テレビが普及した地域での少年犯罪の割合が増えた。
う~~ん、これは何でだろう。まあ日本ではわからないし、もう既にインフラとして定着してるもんだから、どうのこうのは言えないでしょうが。
とまあ、不正確にぶっとばして書きましたが、ほんと他にも面白いところがいっぱいありました。
わかること、やりたいこと スケジュールを伝える2
大昔の話です。
特別支援学級にいた頃。
○○さん、どうもです。
kingstoneです。
> 昨晩は、夜のスケジュールから”歯磨き”“時間割”“寝る”のカードをつ
> いに抜き取って、ダッシュで、2階の自分の部屋に逃げ込んでいました。
うむむむ。
さて、そこでどーするか、なんですよね。
---------------
追記
ひょっとして「見られながらする」というのが嫌なのかもしれない。
そもそもひとつひとつの「やること」がよくわかっていないのかもしれない。
あるいは「やっても得を感じられない」
「寝る」はどうなんだろう・・・
動線ややりやすさはどうなっているんだろう。
スケジュールはたぶん写真を取って「おしまい」のところに入れていく形式なんだろうけど、その形式そのものが嫌になった?
いくつものことが考えられます。
やっぱりそこで本人さんに聞いてみる手か。あの手この手で。
特別支援学級にいた頃。
○○さん、どうもです。
kingstoneです。
> 昨晩は、夜のスケジュールから”歯磨き”“時間割”“寝る”のカードをつ
> いに抜き取って、ダッシュで、2階の自分の部屋に逃げ込んでいました。
うむむむ。
さて、そこでどーするか、なんですよね。
---------------
追記
ひょっとして「見られながらする」というのが嫌なのかもしれない。
そもそもひとつひとつの「やること」がよくわかっていないのかもしれない。
あるいは「やっても得を感じられない」
「寝る」はどうなんだろう・・・
動線ややりやすさはどうなっているんだろう。
スケジュールはたぶん写真を取って「おしまい」のところに入れていく形式なんだろうけど、その形式そのものが嫌になった?
いくつものことが考えられます。
やっぱりそこで本人さんに聞いてみる手か。あの手この手で。