何のことかと申しますと、先日ここで実験をやったアメブロのモバイル端末フィルタリングなんですが。
具体的なフィルタリングの基準や回避の仕方などは相変わらず分からないままで、事の発端であるはぴすまさんとこも順調にフィルタされる日々を送られているようです。ま、これについてはサイバーエージェントから公式のアナウンスもないし、無料利用者である我々は嫌ならお引越しするしかないわけですね。
（ま、アメブロは相変わらずインポートはサポートしてるけどエクスポートはできないというホントにセコい造りなんですが……）
ところがそんなアメブロにある異変が。
皆様ご存知の通り、アメーバブログに我々のような一般利用者とは別に「芸能人ブログ」というやつがありまして、テレビにも頻繁に登場する有名どころから「おまえ誰やねん？」というマイナーな方まで様々な芸能人の皆様がブログをやっていらっしゃるわけです。
こういう人たちがサイバーエージェントとどんな契約を結ばれているかは分かりませんが、運営サイドとしては芸能人ブログの位置づけは間違いなく「一般ユーザーを引き寄せるための客寄せパンダ」なわけでして、当然の如く一般ユーザーとはまったく扱いが違います。一般ブログがサーバ負荷で動かなくても芸能人ブログは快適なんてのは序の口でして、聞いたところによりますと芸能人ブログには24時間体制の有人監視が行われていて、不適切だったり嫌がらせだったりするコメントは即座に削除されますし、逆にブログの内容に問題がある場合にも速やかに至れり尽くせりの対応がなされているのだそうです。
しかし、そんなアメーバもフィルタリングについては芸能人も一般人も無差別のようです。
「ABUNAI SISTERS」叶姉妹オフィシャルブログ
おそらく日本中の誰もが「この人たちの本業は何だろう？」と訝っているに違いない叶姉妹さんのブログですが、こちらでは普通の記事とは別に連載形式の小説がアップされております。が、しかし。
その第8話に思いっきりフィルタリングが！！
ORICONの記事によりますと、
叶姉妹の“官能”ブログが携帯サイトで一部閲覧不可に
タレント・叶姉妹の公式ブログ『ABUNAI SISTERS』内で連載中の官能小説が「健全なサイト運営にふさわしくない言葉・表現が含まれている可能性がある」として、17日（金）正午時点で携帯サイトのみ一部が閲覧不可となっている。これを受け、叶姉妹は16日付の同ブログで「このような出来事はとても悲しくおもいます。「エロス」と「エロ」は全く違うと思っております」と反論。ブログを運営するサイバーエージェントは「フィルタリングの問題」としており、今後の対応を検討しているという。
叶姉妹の公式ブログでは、日常などを綴った日記とは別に、姉・恭子が初主演する官能映画『イルベント エレローゼ 愛するということ』（5月公開）の小説版も連載中。第8回目となった16日更新分ではセックスシーンなどが描かれており、同社では「健全化対策の一環で、ブログの内容に応じて自動での確認及び有人確認を行った」うえで、フィルタリングを適用した。
これについて叶姉妹は「私個人的にはこの「黒髪のアマン8」もとても官能的でエレガントな表現のかき方だと感じております」と表現に問題はないとしており「取り急ぎ私達のせいでは、ないのですが私達の大切な皆さんに残念・悲しい思いをさせてしまってゴメンナサイ」と綴っている。
だそうです。どうやら事前に叶姉妹サイドに通告はなかったらしく、当のご本人たちもコメント欄で指摘を受けて始めて事態を知ったようなのですが。
まぁ、一連のフィルタリング騒動はブログサービス提供業者側からしても本当は乗り気じゃない（苦情対応はめんどくさいし利用者流出するし……）らしいのですが、第三者機関による審査で「健全なサイト」と認定してもらえないと後々面倒なことになるから、仕方なくやってるわけです。
となれば、芸能人だって特別扱いはできないってことなのでしょうね～。
（但し、ブログを書く芸能人な方々には事前にNGワードのリストが配られているという説はありますし、どうやら事実のようです。週刊誌でよくお見かけするアダム徳永氏のブログもアメブロなんですが、この人のところではNG回避のために「セっクス」とか「挿・入」とか、思わず笑ってしまいそうな表記がされてますね）
ところで今回の報道（？）で分かったことが2つほど。
1つはフィルタリングの基準が以前に推測したような「NGワード＋通報」ではなく「NGワード＋有人確認」だということ。全部がそうではないのでしょうが、文脈の微妙な点は人間が読んで判断してるってわけですね。
もう1つは、この重大ニュースがアメーバニュースで取り上げられていないこと。あれっ、アメーバニュースとサイバーエージェントは別個の独立したものなんじゃなかったっけ？
↑何となく貼ってみましたが、考えたらウチはペタ拒否……。