そんなわけで始めてしまいました「Double Imagination」
元はといえば真名さんブログのコメント欄で盛り上がった「そらさんの萌えシチュエーション」に乗っかる形で書いた短いお話なのですが、紆余曲折の末にこうして一つの物語にすることになってしまったようです。(← なぜ他人事?)
本作は一連のシリーズからは完全に独立しておりますし、舞台も福岡ではない「日本海に面した某県の県庁所在地」ということになっております。
まあ、はっきり「鳥取県」と書いてしまってもよかったのですが、わたしは彼の地には足を踏み入れたことすらなく、もしそうするならば完全に資料のみに頼った「テキトーな鳥取」を描くことになるので、ここは敢えて舞台を特定しませんでした。なので、鳥取砂丘は登場しません。(笑)
時制についてもおそらく2008年だろうとは思いますが(?)これも特定は避けました。本作は他にもいろんな部分でこれまでと違う、この手の処理が頻発すると思いますし、固有名詞も極端に少なかろうと思われます。(とはいえ、一箇所だけ実在の超有名庭園が登場する予定なのですが……)
しかし、本作の最大の特徴はわたし史上初の三人称を導入していることでしょうか。
実はこれまでわたし、一度たりとも三人称を用いたことはなかったりします。ですから、これが本当に初体験なわけですね~。(嗚呼、童○喪失……)
ですから、書いていても自分がちゃんと視点を保持できているか、甚だ不安だったりします。これまでは視点人物の目に見えるものと見えないものを区別していれば良かったのですが、神の視点たる三人称は作中には実在しない誰かの目なわけで、何と言うか、非常にフラフラしているような感じがするのです……。
しかし、一方でこれまで主に真奈視点で書いてきた文体と、神の視点で書いている本作の文体に大きな乖離がないという不可思議さもあるわけです。文中の「そらが」を「わたしが」に置き換えてしまえば、そのまま一人称になってしまうような感じで。
これが「真奈の語りが一人称なのに客観的過ぎる」ことから起こるものなのか、それとも単に三人称の文章が書けていないだけなのか、本人には判断がつかないところです。
どなたか、有用なサジェスチョンを戴けると幸いです。
てなわけで、またしても「Left Alone」を放り出しての現実逃避ですが、あまり長いお話にはしないつもりなので、いつのもように生暖かい目で見守っていただければ幸いです。
画像は第2回に名前だけ登場する草薙氏の愛車、アストンマーチンDB5。古き良き時代の英国車らしい非常にエレガントなデザインですね。
作中でも触れているように<サンダーボール作戦>でボンド・カーとして登場していますが、フレミングの原作によればボンドの愛車という設定もあるようで、後継車種の多くがその後もボンド・カーになってます。<カジノ・ロワイヤル>ではボンド・カーとして最新型のDBSが、それ以外にもDB5が序盤のボンドのアシとして登場してますね。
(最初のものより良い画像がありましたので貼り替えました。ナンバープレートが……これ、ステキ 笑)
(こちらは草薙氏の外見イメージ、桂正和の<ZETMAN>の天城光凱。この人、悪役(主に序盤)なんで仕方ないんですけど、左の画像はちょっと怖すぎ……)