坐骨神経痛のおっさんが夫婦で草津温泉へ!

その3・ぬ志勇旅館
 

【草津温泉】一泊旅行 2024年5月19-20日

 

前回の記事 >> その2・旅の行程 、 その1・きっかけ

 

ぬ志勇旅館の外観

 

●「ぬ志勇旅館」の感想

夫婦二人旅「草津温泉」の思い出を綴っています。

 

今回は、その3・ぬ志勇旅館です。

 

草津温泉の「ぬ志勇旅館」に一泊しました。

 

実際に宿泊した感想は(満点が星5つで)、星3つです。

 

・選んだ決め手

ぬ志勇旅館」は、楽天トラベルで予約しました。

  • 楽天トラベルの何とかアワードを受賞していた。

  • 希望の宿泊料金以内であった(2食付きで思ったよりも安かった)。

  • 展望露天風呂、貸切風呂があった。

  • 湯畑から近いというロケーション。

などが決め手になりました。

 

・旅館と部屋の印象

【外観や廊下など】
 

新しさを感じるモノはありませんでしたが、古い旅館はそういうものだと思っているので、気になりませんでした。

 
【部屋】
 

本館の2階にある部屋「浅間」に泊まりました。

 

八畳の和室で、室内の扉を開けるとトイレ、部屋に入ってすぐには洗面台がありました。

 

部屋の窓からは、石段と湯畑(角度的に窓から首を出さないと見ずらい)及びその周辺が見えました。

 

私はこの部屋からの眺めがとても気に入りました。

 

「ああ、温泉街に来てるって感じがしていいな」が正直な感想です。

 
何しろはじめての草津温泉なのに、旅館の部屋から草津温泉を象徴する「湯畑」が見えるってことだけで大満足です。
 
写真は、光泉寺の石段からの眺めです。
 
前方に湯畑が見えます。
 
右手に「ぬ志勇旅館」があります。
 
光泉寺の石段からの眺め



・旅館の温泉(風呂)について

 
【家族風呂】(貸し切り可能)
 

最初に貸切風呂に入りました。

 

気持ちよかったです。

 

先客がいなければ使用可能です。

 

扉の内側から(丸い穴に針金を差し込むだけの)錠ができます。


湯舟はキングサイズのベッドくらいの大きさで、手前と奥にタイルで仕切られています。

 

手前の浴槽に入りました。

 

入った途端「熱っちい!」となりました。

 

水を足さないとつかることができない温度です。

 

自宅で普段入っている40度の風呂(お湯)とは比べ物にならないほど高温です。

 

おそらく45度以上あったと思います。

 

お湯は温泉くさく、硫黄の臭いがします。

 

お湯に身体がなじんでくると、肌がピリピリしてきて、悪いところがふさがっていく感じがしました。

 

部屋に戻ると体から硫黄の臭いがしてきて「あ~温泉に来てるんだな」としみじみしました。

 

家族風呂には夕食の前にもう一度入りました。

 

 
【内風呂】(男湯)
 

広さは普通で、浴槽が2つありました。

 

夕食の後、夜の9時頃入ったためか、誰もいない・誰も入ってこない状況で、一人でお風呂を楽しめました。

 

家族風呂の隣にあるので、どちらも同じお湯だと思います。

 

熱いのでゆったりのんびりつかっていられないのが残念でした。

 

自宅の風呂にいるような感覚で体や髪を洗い、もう一度湯船につかってからでました。

 

さっぱりといい気分になれました。

 

 
【湯畑展望露天風呂】(男湯)
 

早朝(6時過ぎに)、旅館の露天風呂に入浴しました。

 

露天風呂は新館の最上部にあって、私たちが泊った本館の部屋からはかなり離れていました。

 

脱衣場から風呂へ入るとぱっと明るくなり、目の前が開放的になって、いい雰囲気になりました。

 

誰も入浴していなかったのもよかったです。

 

「湯畑はどこだ?」と探してみると、木々の間からちゃんと見えました。

 

素っ裸で湯畑を眺める(見下ろす)のは、これまたいい気分でした。

 

しばらく湯畑を眺めてから湯船につかりました。

 

やっぱり熱っついです。

 

湯船につかると湯畑が見えなくなるのは残念でしたが、十分に楽しめました。

 

よかったです。

 

 
【白旗の湯】(共同浴場)
 

ぬ志勇旅館から徒歩1分もかからない場所に、無料の共同浴場「白旗の湯」があります。

 

せっかくなので、朝食の後(9時頃)に行ってみました。

 

旅館のタオルだけを持って玄関に向かうと、ロビーで宿のご主人に会い会話しました。

 

「白旗の湯に行ってきます!」と私。

 

「そこのサンダル使っていいよ」とご主人がすすめてくれました。

 

「無料ですよね」と再確認すると、「うん、無料」との返事をもらって安心して向かいました。

 

わくわくしながら(坐骨神経痛なので腰が曲がったおじいさん歩きで)行くと、あっという間に到着。

 

暖簾をくぐって男湯の引き戸を開けるとすぐ、湯舟と裸の男性が見えました。

 

「まじか。外から見られるんじゃない? いきなり開けちゃったけど大丈夫だったかな?」と少々臆しながらも板の間に上がり、左手の脱衣場で浴衣を脱ぎました。

 

「いよいよだ」と風呂場をみると、浴槽が2つあります。

 

右手は透明の湯、左手は白濁した湯です。

 

入っている人が少ない右手の湯船に入ろうと手を入れると、めちゃくちゃ熱い!

 

「なにこれ!」とびっくり。

 

体に湯をかけることすらできません。

 

「そうか、湯舟ごとに温度が違うんだな」と理解した私。

 

左手の湯船に移り手を入れると、これまためちゃくちゃ熱い!

 

どっちもめちゃくちゃ熱い!

 

熱いのを我慢して体に湯をかけ湯船に入ると、体がしびれるほど熱い!

 

黙って入っていられなくなった私は思わず、目の前の人に「熱いですね」と話しかけてしまいました。

 

その人も頷いて「ホントに」と言います。

 

続けて私は、「草津温泉は初めてで、こんなに熱いとは知りませんでした」

 

「宿の風呂も熱かったですが、ここのお湯はもっと熱いですね」と話します。

 

その方は、「私も初めてですが、草津温泉は熱いので有名なんですよ」と教えてくれました。

 

「熱いと感じているのは自分だけではないんだ」と確認できたところで、もうこれ以上は無理と相手の方に挨拶してから湯船を出ました。

 

3分と入っていられなかった。

 

「白旗の湯」は、旅館の風呂よりも確実に10度は熱かった(50度はあったんじゃないか)と感じました。

 

湯船から出ても体がほてっていて、しばらく浴衣に着替えられませんでした。

 

旅館に戻るとロビーに宿のご主人がいて、待ってましたとばかりに「熱かったでしょ」と声をかけられました。

 

私が「ええ、とっても」と答えると、ご主人が「地元の人が入るから、どんどん熱くなっちゃうんだよね」と教えてくれました。

 

どうして地元の人が使うと熱くなるのか謎ですが(地元の人イコール年配の方々とすると『年を取ると熱さを感じにくくなるため』と考えられます)、旅のいい思い出になりました。

 

部屋に戻って妻にこのエピソードを話している間も体が熱くてほんわかして、いい気持ちでした。

 

・旅館の食事について

夕食と朝食をいただきました。

 

味もボリュームも50代後半の夫婦にピッタリでした。

 
【夕食の写真】(席についた時のセッティング)
 
夕食のセッティング
 
【夕食の献立】
 
夕食の献立
 
【追加した利き酒セット】
 
利き酒セット
 

夕食を楽しみながら、地元の日本酒の利き酒をしました。

 

「ざんがら」が美味しくて、帰りに買って帰ろうと思ったのに忘れてしまいました。

 

残念。

 

夕食後、湯畑のライトアップを楽しみました。

 
湯畑ライトアップ
 

ライトアップはとてもよかったです。

 

草津温泉に行かれたら、ぜひ行ってみてください。

 

湯畑の周囲は、夜も空気が暖かでした。

 
【朝食の写真】(席についた時のセッティング)
 
朝食のセッティング
 
 

・ぬ志勇旅館の感想まとめ

【悪い点】
 

ぬ志勇旅館は、今どきタバコが吸える温泉宿でした。

 

全室喫煙可能で、禁煙の部屋はないことは予約時から承知していました。

 

ですが、ここまで部屋がタバコ臭いとは、想定外でした。

 

部屋にタバコの臭いがしみ込んでいました。

 

それでも人間ってすごいもので、数時間部屋にいると臭いを感じなくなるようです。

 

ただ、部屋に風呂から戻ったり、食事から戻ったりすると「うっと」臭いを感じてしまいます。

 

私はこの「うっと」がダメでした。

 

タバコ好きの人には天国のような旅館なのかもしれません。

 

【良い点】
  • 草津温泉のランドマーク「湯畑」に近くて立地は最高!

  • 露天風呂から湯畑が見れて大満足!

  • 貴重な源泉:草津で10軒の宿しか引いていない希少の名湯「白旗の湯」を楽しめた!

  • 事前に電話で、坐骨神経痛なので部屋の配慮をお願いしたら快く対応してくれました。
    (予約確認メールに「足の不自由な方、ご高齢の方はいらっしゃいますか? お部屋をご用意する際に配慮させていただきます」とあったので電話した結果です。)

ということで、タバコの臭いの他に、気になる点はありませんでした。

 

はじめにお話した通り、実際に宿泊した感想は(満点が星5つで)、星3つです。


タバコの臭いが気にならなかったら、星4つにしていたと思います。

以上、ぬ志勇旅館の感想でした。

 

・・・

 

この続きは「その4・白糸の滝へ」でお話します。