生
思い出
なんて言葉は軽すぎて
風が吹けば飛んでいく。
重んじる気はないが、それでも忘れはしない。
過去の栄光、と
昔を過大評価してみても
今の自分は
輝いていない。
見えもしない未来に
絶望も希望も存在しない。
見えない以上は何も無い。
絶望と希望は
相容れないものだが
未来は二つを均等に有する。
錆びた過去も
見えない未来も
全てが私を形成する。
錆びていても朽ちていない。
見えなくとも訪れる。
それだけで私は構成される。
過去は自分の足跡であり
未来は自分の道路でしかない。
現在は自分の土地。
如何に足跡を見失わないか。
如何に道路を固めていくか。
如何に土地を開拓するのか。
私が生きる意味は此処にある。
なんて言葉は軽すぎて
風が吹けば飛んでいく。
重んじる気はないが、それでも忘れはしない。
過去の栄光、と
昔を過大評価してみても
今の自分は
輝いていない。
見えもしない未来に
絶望も希望も存在しない。
見えない以上は何も無い。
絶望と希望は
相容れないものだが
未来は二つを均等に有する。
錆びた過去も
見えない未来も
全てが私を形成する。
錆びていても朽ちていない。
見えなくとも訪れる。
それだけで私は構成される。
過去は自分の足跡であり
未来は自分の道路でしかない。
現在は自分の土地。
如何に足跡を見失わないか。
如何に道路を固めていくか。
如何に土地を開拓するのか。
私が生きる意味は此処にある。
懐
懐かしい冷たい風が吹く日に
あなたを思い出す。
いつの頃だっただろうか。
もう忘れた、と
もう過去だ、と
嘯いていても思い出す。
並べた肩。
撫でた髪。
繋いだ手。
合わせた目。
全部が慎ましく心を抉る。
心音がハウリングを起こして軋んで歪んだ。
伝わった鼓動が私を揺さぶる。
伝えた鼓動を覚えている。
心臓が痒い。
痒き毟っても何も変わらない。
心臓が痛い。
撫でてみても何も変わらない。
歪んだ感情を与え続けた。
澄んだ黒目がちな瞳が何かを私に問い質してくる。
もう謝れもしないのに。
感謝の言葉も届かない。
見上げてみると、そこには何も見えなかった。
高くて
広くて
明るくて
大きくて
私は一人だった。
賑やかさを増す通りで。
気が違いそうに。
あなたを思い出す。
いつの頃だっただろうか。
もう忘れた、と
もう過去だ、と
嘯いていても思い出す。
並べた肩。
撫でた髪。
繋いだ手。
合わせた目。
全部が慎ましく心を抉る。
心音がハウリングを起こして軋んで歪んだ。
伝わった鼓動が私を揺さぶる。
伝えた鼓動を覚えている。
心臓が痒い。
痒き毟っても何も変わらない。
心臓が痛い。
撫でてみても何も変わらない。
歪んだ感情を与え続けた。
澄んだ黒目がちな瞳が何かを私に問い質してくる。
もう謝れもしないのに。
感謝の言葉も届かない。
見上げてみると、そこには何も見えなかった。
高くて
広くて
明るくて
大きくて
私は一人だった。
賑やかさを増す通りで。
気が違いそうに。
審
人は人を裁くのだろうか。
人が人を裁かなければ
誰が人を裁くのか。
私は本当は
裁きたくも裁かれたくもない。
でも
私にとって
一番大切なのは私自身だ。
私が幸せに生きていく為には
他の全ては犠牲して構わない。
私は人を傷付け、犠牲にして
生きている。
幸せに生きている。
自分最優先の秤で他人を評価し、簡単に人を切り捨てて
生きている。
幸せに生きている。
生きている以上は必ず他人を傷付けている。
人を傷付けずに生きていける人なんていない。
だから
他人を傷付け、犠牲にしている自覚なしにのうのうと生きる偽善者に私はなりたくない。
私は声を大にして
胸を張って
戸惑わず
一切の後悔も
躊躇も見せず、
言おう。
私が人を裁く。
人が人を裁かなければ
誰が人を裁くのか。
私は本当は
裁きたくも裁かれたくもない。
でも
私にとって
一番大切なのは私自身だ。
私が幸せに生きていく為には
他の全ては犠牲して構わない。
私は人を傷付け、犠牲にして
生きている。
幸せに生きている。
自分最優先の秤で他人を評価し、簡単に人を切り捨てて
生きている。
幸せに生きている。
生きている以上は必ず他人を傷付けている。
人を傷付けずに生きていける人なんていない。
だから
他人を傷付け、犠牲にしている自覚なしにのうのうと生きる偽善者に私はなりたくない。
私は声を大にして
胸を張って
戸惑わず
一切の後悔も
躊躇も見せず、
言おう。
私が人を裁く。