孤
何処かを見詰めながら しゃがれた太い泣き声を聞いた、新世界
着飾った年齢不詳の男女達が チークを踊りながら此方を見て微笑んでいた
ミリオンセラーを響かせながら 素敵な色に塗られたアメリカ製の車から歓声が聞こえてきた
優しく思える人の波
手を差し伸べる心意気
惚れた腫れたの社会人
背を向けながら
文句要らずのおしどり夫婦が 周りを巻き込む愛想を振り撒きいつもと同じ物を買う
志高い若者たちが 熱い声援を受けながら感情も露に夢を叶える努力をする
暖かに感じた他人の眼
心に響く人情味
切った張ったの浮き世毎
目を閉じていた
何処かを見据えながら 消えそうな細い猿真似を聞いた、新世界
何処かを見つけながら 甲高い割れた遠吠えを聞いた、新世界
何処かがわからなくて ひび割れた重低音で鳴いた、新世界
何処にも居場所は無いと知り 喉が焼けるまで泣いた、新世界
着飾った年齢不詳の男女達が チークを踊りながら此方を見て微笑んでいた
ミリオンセラーを響かせながら 素敵な色に塗られたアメリカ製の車から歓声が聞こえてきた
優しく思える人の波
手を差し伸べる心意気
惚れた腫れたの社会人
背を向けながら
文句要らずのおしどり夫婦が 周りを巻き込む愛想を振り撒きいつもと同じ物を買う
志高い若者たちが 熱い声援を受けながら感情も露に夢を叶える努力をする
暖かに感じた他人の眼
心に響く人情味
切った張ったの浮き世毎
目を閉じていた
何処かを見据えながら 消えそうな細い猿真似を聞いた、新世界
何処かを見つけながら 甲高い割れた遠吠えを聞いた、新世界
何処かがわからなくて ひび割れた重低音で鳴いた、新世界
何処にも居場所は無いと知り 喉が焼けるまで泣いた、新世界
乾
光ある方へ
そんな事を言いながら、砂漠化していく土地へと向かう
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
オアシスばかりを求めた挙げ句に流砂に足をとられ、右往左往
砂に身を委ねて死を受け入れてみたが、死にも拒否される
蟻地獄とは名ばかりの泥濘
蠍と対峙してみては常に尻尾を巻いて逃げ惑う 臆病者
救いの雨を心待ち、日陰に逃げ込んで日を重ねるが、酸性雨ばかり
顔を上げれば目前に迫る砂嵐、細かな散弾銃に身を削られる
光ある方へ
そう言い続け、砂漠化している大地を歩く
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
戯言を呟きながら、届かぬ陽を追い続ける
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
そんな事を言いながら、砂漠化していく土地へと向かう
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
オアシスばかりを求めた挙げ句に流砂に足をとられ、右往左往
砂に身を委ねて死を受け入れてみたが、死にも拒否される
蟻地獄とは名ばかりの泥濘
蠍と対峙してみては常に尻尾を巻いて逃げ惑う 臆病者
救いの雨を心待ち、日陰に逃げ込んで日を重ねるが、酸性雨ばかり
顔を上げれば目前に迫る砂嵐、細かな散弾銃に身を削られる
光ある方へ
そう言い続け、砂漠化している大地を歩く
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
戯言を呟きながら、届かぬ陽を追い続ける
日処る場所は遥か彼方に見える蜃気楼
久
もう夏も終わる。
そう気付いた。
この町に住んで九年。色々な事があった。色々な人と会った。
そして別れていった。些細な事で衝突し、もう顔を見なくなった人。気付けば引っ越していた人。なんとなく疎遠になってしまった人。
また会いたいとこの頃思う。もう会えないだろう、と思うからこそ。
今何処にいるかわからない人もいる。
もう亡くなった人もいる。
正気の沙汰じゃなさそうに思える。
扇風機の音がそんなノスタルジックな気分にさせる。
でもあの時届かなかった手を今更ながら掴みたい。
聞こうとしなかった声にも耳をすませたい。
閉じていた眼を見開きたい 。
暑い夜だから。
とても残酷なエゴを振りかざす。
BGM:BAZRA
『終わらない夏の夜』
そう気付いた。
この町に住んで九年。色々な事があった。色々な人と会った。
そして別れていった。些細な事で衝突し、もう顔を見なくなった人。気付けば引っ越していた人。なんとなく疎遠になってしまった人。
また会いたいとこの頃思う。もう会えないだろう、と思うからこそ。
今何処にいるかわからない人もいる。
もう亡くなった人もいる。
正気の沙汰じゃなさそうに思える。
扇風機の音がそんなノスタルジックな気分にさせる。
でもあの時届かなかった手を今更ながら掴みたい。
聞こうとしなかった声にも耳をすませたい。
閉じていた眼を見開きたい 。
暑い夜だから。
とても残酷なエゴを振りかざす。
BGM:BAZRA
『終わらない夏の夜』
