Talk'n Blues -2ページ目

吠

緩急つけて垂れ流す鼓動に恐れ戦く。
気付くと背負わせていた。そんなつもりなかったのに。

昔から同じ事の繰り返しだけ。
惚れっぽいばかりに日の目を見ない。
わかっていながら、繰り返す。

焦れば焦るほど空回りして、焦げ付いていく。
自己責任の火傷。
相手にも火の粉が降り懸かる。
時と場合によっては相手の方が重傷。
大惨事に成り兼ねないともわかっているのに感情に逆らえず、事故を起こす。

自分からの片道で感情を押し付け、脅迫めいたやり取りで追い詰める。
こんなやり方で誰が幸せになれるのか。
わかっているのに、やめられない。

呆れた、訝しげな表情が全てを語っている。
「頭おかしいんじゃない?」
口に出してくれなくてもわかってるよ。
きっとイカレてる。
それでも君を愛したい。
洗練されて薄っぺらい夜にそう誓っていた。

天才的に不器用。
一方的に正道。
圧倒的に邪道。

もう止まれないよ。

BGM:BAZRA
『夜に吠える』

室

煙たい、薄暗い部屋の中で一人黙々と。
革の匂いと煙草だけが私のまわりにいてくれる。

一心不乱に切り刻み、張り合わせ削る。
それは体か、心か。

やむを得ないと割り切ったことが今になって身に染みて、痺れる。

時の流れは早過ぎて、全て見失いそうになる。夏を告げる雨の中、一人で街を歩いて私は何かを探している。
見えなくなった眼で、触れなくなった手で。

探しているのは何だっけ。
見つけたいのは何だっけ。
無くなったのは何だっけ。
うしなったのは何だっけ。

全部忘れて、何事もなかった様な顔で繰り返したい。
出来ない事とわかっていながら今日も。

ずっと。

BGM:Tom Waits
『Hang Down Your Head』

懐

時間というものは
ただただ流れていくだけ。
じっとしていても
急いていても
流れていって、自分を囲む器だけが名前を変えていく。
小学校。
中学校。
高校。
大学。
社会人。

何もしていなくても自動的に進んでいく。
そんな一つの歯車に巻き込まれながら死んでいきたくはない。
大人、なんて曖昧に区切られて生きていきたくはない。

私の短い人生は始まった。
ようやくスタートの位置。

自分のやりたい事をずっと続けていって本物になる。
瞞しや幻想だらけの世界。
瞞しや幻想だらけの世界だからこそ、私は本物になる。

大人になんてなる気はない。
時間は勝手に過ぎていく。
年齢は勝手に積まれてく。
それだけで大人になれるのでしょうか?

上辺だけの社会に迎合する気は更々ないので私は我儘に生きていきます。
上辺だけの社会に迎合する気は更々ないので私は笑って生きていきます。

堪えるは三流。
泣くのは二流。
笑うのが一流。

BGM:THE BLUE HEARTS
『チューインガムを噛みながら』