先週のチャンピオンズカップは盛り上がりましたね。
直線のたたき合いはジャパンカップもそうでしたが、やっぱり盛り上がる。
今回叩き合ったのはダブルハートボンドとウィルソンテソーロ。ダブルハートボンドがキズナ産駒で、ウィルソンテソーロがキタサンブラック産駒。キズナもキタサンブラックも芝の大舞台で活躍した馬ですし、種牡馬としてもキズナはディープボンド、ジャステインミラノ、ソングラインなど芝馬を送り込んでいますし、キタサンブラックもイクイノックス、クロワデュノール、ソールオリエンスなど芝の大物を輩出しています。
キズナもキタサンブラックもクラシックディスタンスが得意レンジで芝のスピードも持ち合わせている種牡馬。タフなダートのG1レースになると通常のダート種牡馬では底力不足やスピード不足に陥って、キズナやキタサンブラックに屈しまうということかもしれません。元々、ダート種牡馬を配合する繁殖牝馬とキズナ、キタサンブラックを配合する繁殖牝馬では質の違いもありますが、G1レースになると底力勝負になりますからね。
この底力がどこから来るかと言ったらカナダ血統からです。
ダブルハートボンドもウィルソンテソーロもカナダ血統が強調されている馬。カナダの馬というとやはり底力。Northern Dancer、Nijinsky、Vice Regent(=Vice Regal)、Storm Bird、Deputy Minister、ノーザンテーストなどパワフルな馬が多く、こういう血統を組み合わせていくと底力系のダート馬、日本だとJRAの中距離ダートや公営競馬の白砂などを得意とするタイプが出現します。
■ダブルハートボンド
母パーシステントリーはDeputy Minister、Nijinskyを持っています。キズナはStorm Birdを持っていて、NijinskyとStorm Birdは血統的な共通点が多く(Nijinsky≒Storm Bird)相性も抜群です。
■Flaming Page≒South Ocean
Nijinsky(母Flaming Page)もStorm Bird(母South Ocean)も父はNorthern Dancerで共通。
ウィルソンテソーロの場合は父がキタサンブラック。キタサンブラックはそもそもがカナダ血統の底力で走っていた馬。母のシュガーハートがNorthern Dancer×Victoria Parkのダブル持ちで、キタサンブラックはいかにもDeputy Minister(Vice Regent)などのカナダ血統を欲している状態です。
■シュガーハート
そこにフレンチデピュティ(Deputy Minister)を持つ繁殖と出会いウィルソンテソーロが生まれました。
■ウィルソンテソーロ
■ノーザンテースト≒Vice Regent
フレンチデピュティの場合は同じDeputy Minister産駒でも祖母Laredo LassがTurn-toとニアリーなのでTurn-to系(サンデーサイレンス系)のノーザンテースト持ちとはとても相性が良いです。
■Turn-to≒Laredo Lass(フレンチデピュティの祖母)
ダブルハートボンドもウィルソンテソーロもDeputy Minister(Vice Regent)を持っているところがポイントですね。
ちなみにダート路線に変更されたシックスペンスもカナダ血統Victory Gallopを祖母父に持っていてVice Regentが入るので、ダート路線に舵を切ったのは良い判断だと思います。
■シックスペンス
日本のダート戦はアメリカ血統よりもカナダ血統のほうが大舞台では有利ですね。













