今年の2月に発売された一冊の本 | 夢に向かって!木根川レッズ(葛飾区少年軟式野球連盟所属)

以前から同じような事は何度も

ブログ内で書いてきたし

コーチ達とも話した事もあるなぁ〜

まぁそれもこれも

レッズの方針でもあるからね。(笑顔)

 

褒めて伸ばす?褒めるとおだてるは違うんだぜ!

 

とか

 

自由には自己責任がついて回るんだよぉ~。

 

とか

 

ダメな事はダメとしっかりと伝えるのは大人の責務だ!

 

とか

 

叱っちゃダメという風潮は違うんじゃ無いかなぁ〜

 

とか

 

自由な雰囲気のチームだけど

それでも最低限のルールや規律は必要なんだよぉ〜

だって団体活動の場なんだもん。

 

とかね。(笑顔)

 

 

 

 

 

 

今回は今年の2月に発売された

こんな本を紹介したいと思います。

 

 

現在、不登校状態の子どもは小中学校合わせて約三〇万人。これまでは「無理させず休ませる」支援が主流でしたが、それだけでは改善しない事例が増えてきていると、現役のスクールカウンセラーが警鐘を鳴らします。

 

*本文より一部抜粋*

カウンセリングで多くの家庭を見る中で褒めて伸ばしている」つもりが、いつの間にか「子どもの問題を指摘しない」「ネガティブなところを示さない」という形に変質してしまっていることがあります。本来、「褒めて伸ばす」とは、「ネガティブな面は見せない」ということではないはずです。ポジティブなところだけを伝えて褒めるのに、ネガティブなところを無かったかのように振る舞うということは、子どもを根っこの部分では弱い存在だと見なしているのです。

 

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【目次】  

はじめに

 

第1章 子どもの不適応が変わってきた現代

1 不登校の歴史を振り返る

まだ説明可能だった不登校/説明ができない不登校の出現/不登校の多様化・あいまい化/不登校はどんな子どもにも起こるが……

 

2 「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」はなぜ効果的なのか?

不登校の子どもたちは強い登校圧力にさらされてきた/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針について/「学校には行くべき」と反する気持ちを抑え込む子どもたち/抑え込んだ気持ちが悪さをする/「登校刺激を与えず、ゆっくり休ませる」という方針の有効性/「学校には行くべき」という価値観の意義とその変化/意味がないというわけではないけれど……

 

3 従来のアプローチでは改善しない事例の出現

従来の不登校支援において大切なこと/従来のアプローチでは改善しない不登校の出現/本書で目指すこと

コラム 不登校はなぜ増えているのか? 

 

第2章 成長に不可欠な「世界からの押し返し」

1 思い通りにならないことに耐えられない子どもたち

「思い通りにならない場面」への強烈な拒否感/「思い通りにならないことを受け容れる」ために必要な経験/不快感を関係性の中で納めていくこと/「世界からの押し返し」が少ない子どもは不適応になりやすい

 

2 「世界からの押し返し」になっていない大人の関わり

「世界からの押し返し」を外注する/子どもの現実を「加工」する/子どもの環境を「操作」する/不快感から目を逸らすための「仲良し」/「押し返し」ができない教師

 

3 ネガティブな自分を受け容れられない子どもたち

私に「✓」を付けないで!/不登校の主因になり得る「ネガティブな自分を認められない」という特徴/学びの前提は「未熟であることへの不全感」/子どもたちが抱く「万能的な自己イメージ」/こころの奥底にある自信の無さ

 

4 学校で見られる具体的な不適応パターン

環境に対して過剰に適応しようとする/他の子どもが叱られているのが怖くて学校に行けない/他者を低く価値づける傾向と絶え間ない自己否定/苦しい状況を「操作」する/子どもの問題を抱えられない親の反応

コラム 反抗期って必要?

 

第3章子どもの「不快」を回避する社会

1 何が子どもたちの不適応を生み出しているのか?

本書で「自己愛」という表現を用いない理由/従来の仮説との相違点について/社会背景が子どもたちの不適応を生み出している可能性

 

2 子どもを不快にできない社会

学校が変わることの意味/「要らない不快」と「成長のための不快」/「褒めて伸ばす」が変質してしまっている/「やりたいこと」と「できること」/社会の風潮が学校や家庭に降りてきている

 

3 外界と調和することへの拒否感

「なまはげ」が教えてくれる大切なこと/「外界と調和するつもりがない」というマインド/個性とは他者との関係の中で滲み出るもの/only one とoneof them

 

4 外罰的な風潮の影響

「恥ずかしい」から「怖い」への推移/他責的なスタイルで生きていくリスク/「自由」と「責任」の連動性を学ぶこと

コラム それって誰の問題?

 

第4章 子どもが「ネガティブな自分」を受け容れていくために

1 「ネガティブな自分」を受け容れる

支援の目標を考える/「ネガティブな自分」と向き合う/「ネガティブな自分」に向き合わせるための要点/向き合わせることが効果的なのは期間限定である

 

2 親子関係をもとにしたアプローチ

親子関係から始めねばならないが、母屋を壊してはならない/子どもの状態像に対する親の価値観を確かめる/親が子どもの心理的課題を「正しく認識する」ことの価値/支えとしての「甘え」/「甘え」と「甘えではないもの」の弁別が絶対に必要/支えとしての「安全な対話」

 

3 本人との「付き合い方」

カウンセリングに来ることの意義/カウンセリングでの本人との「付き合い方」

 

4 学校との関係がこじれやすい家庭への対応

どんな事例を想定しているのか?/学校とのやり取りで見える特徴的なパターン/学校での対応/経過や予後について

コラム You Message とI Message

 

第5章 予防のための落穂拾い

1 その他の不適応との関係

従来の不登校/ゲームにのめり込む/発達障害との弁別/身体症状との関わり

 

2 支援の落とし穴と予防について

見逃しやすい落とし穴/家庭でできる予防の例/学校でできる予防の例

 

3 最後に大切なことを

子どもたちに関わる大人たち/「誰が支援を行うのか」という視点

コラム スクールカウンセラーは何をしている?

 

 

 

木根川レッズ 加藤