衝撃の美術展~印刷/版画/グラフィックデザインの断層~ | まーくのBitter & Sweetな日々。

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シーズン中はよさこい鑑賞。関西在住信州人。
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京都国際近代美術館で行われている美術展、

「印刷/版画/グラフィックデザインの断層 1957-1979」、

に先日行ってきた、

長年業界に身を置いた者としてはね、

ま、好きってこともあるし、それが一番かなwww、

会場の様子、

あれま、ひ、人がいない、

お向かいのジ〇リ展は行列なのにね、ま、そんなもんか、

ちなみに表記の57-79ってのは「東京国際版画ビエンナーレ展」が開催された年で、

当時の新進気鋭のアーティストたちがこぞって参加してる、

戦後間もなくの日本版画、もっと言えばアートの先駆的役割を果たしたと、

オレはそう思ってるんだけどね、

まず目に飛び込んできたのがこちら、

我が信州が誇る池田満寿夫氏の「夏 1」、

この作品を間近で、しかも写真に収めることができるなんて、なんて感激、

氏の作品は他にも数点出展されてたので、よぉ~く脳裡とカメラに焼き付けといた。

井田輝一氏の作品とその使用機、

シルクスクリーンを多用して、時代を切り開いていった、

中にはとても興味深いものがあって、

池田満寿夫氏の書簡、ってゆーか、出欠葉書、

とてもリアル、だけどなんか微笑ましい感も、

こちらも好きな作品、吉原英雄氏の「シーソー 1」68年、リトグラフ、

各回回ポスターなんかも展示されてあったりして、時代の趨勢がわかりやすい、

 

そして、今回の目玉は、なんといっても、

もう画風を見れば一発でわかる、

泣く子も黙る横尾忠則氏の特集、

デヴュー間もなくから近年の作品まで網羅、充実の展示だった、

初期の頃の映画や演劇のポスターなんかも楽しく拝見、

自分の音楽的趣味や、

読書的趣味とも合致してるのも多々あってさ、

美術館だったので、心の中で歓声を上げながら見て周った時間なのでした。

 

いやはや、これはすっごいものを見せてもらった、

これ、コレクション展扱いなので、拝観料は430円のみ、

このお値段でこの充実さ、

しかも嬉しいことにこの展示は全て撮影OK、

ま、版画orポスターってこともあるだろうけど、

それでもこの貴重な品々の羅列、

じっくり見た上に写真も撮ったので時間かかるかかる、

あさイチで入って昼過ぎまで、

もしかしたらオレの中で、こういった美術展としては一番かも、

そのぐらいに興奮しまくった展示会でした。

8月まで会期あるので、もう一回行ってみようかな。

 

ps.今回の美術展、パンフもすっげぇんだ、

けっこうなページ数で、作品はもちろんフルカラー、

横尾氏などのインタヴュー載せてある、

それでなんと無料、これも素晴らしい、

それも含めてとても心に残る美術展でした。