野田首相 前後援会長は21億円を詐取していた | きなこのブログ

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ヤケで暴走を始めた野田首相 他国なら退陣即逮捕となる怪しさ芬々
(日刊ゲンダイ2012/8/4)
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なぜ、国会や大マスコミが騒がないのか不思議だ。ドジョウ首相の「政治とカネ」「黒い疑惑」が次々に発覚しはじめている。


「野田首相 前後援会長は21億円を詐取していた」――という週刊文春のスクープは衝撃的だ。


首相の有力スポンサーである医療グループのオーナーが、診療報酬を不正請求し、年間21億円も騙(だま)し取っていたという。患者の保険証を無断でコピーするなどして不正請求していた。不正請求はレッキとした犯罪である。


首相とオーナーは相当、深い関係だ。分かっているだけでも905万円を献金している。献金の見返り

なのだろう。野田も、彼が園遊会に出席できるように、総理枠で推薦するなど便宜を図っている。


よほど義理があるのか、総理就任後も、オーナーが創立した「政経倶楽部」という団体にまで顔を出している。野田は「政経倶楽部」についてこう語っている。


〈私が、今、定期的に毎月出席している例会は、唯一「政経倶楽部」だけです。月に1回ですと、もうブレーンに近い存在でしょうね〉


異常だ。いったい、2人の間になにがあるのか。相手は21億円を詐取したとされる人物である。

まだ明らかになっていない「癒着」があるのではないか。


◆献金87人の職業を「虚偽記載」の重大疑惑

「黒い疑惑」は、それだけじゃない。長年にわたってデタラメな「政治資金収支報告書」を提出していたことも明らかになってきた。


虚偽記載の時効(5年)が過ぎていない2007~2010年だけでも、「報告書」に載っている個人献金者87人の職業を偽って記載していた。たとえば、首相の地元・船橋市の選挙管理委員会の事務局長は「会社役員」とされていた。100人近くも職業を偽るのは、単純なミスじゃない。意図的なのは明らかだ。隠さなければならない理由があったのは間違いない。


野田首相をよく知る人物が言う。


「ああ見えて首相は、“黒いカネ”にまみれているのが実態です。つい最近も、暴力団関係者に便宜を図って逮捕された葬儀会社の社長から140万円のカネを受け取っていたことが発覚しています。県議時代から貧乏だった首相は、ダボハゼのようにどんなに怪しいカネでも平気でもらっていた。もし、大手メディアが本気で調べたら、仰天する『政治とカネ』のスキャンダルが出てくると囁かれています」


ありもしない小沢一郎の「政治とカネ」を騒ぎたててきた大手メディアと東京地検は、ドジョウ首相の「疑惑」こそ追及すべきだ。


どんなにダーティーな首相でも、韓国などと違って、日本では辞めた後に逮捕されることはまずない。しかし、ドジョウ首相の「疑惑」は、他国なら検察が動いておかしくないものだ。


◆どうせ政権は長くない、暴走の恐怖

内閣支持率が下落し、もう政権は長くないと分かっているドジョウ首相は、完全に開き直りはじめている。実際、総選挙になったら政権は崩壊確実。しかも、自分の「政治とカネ」の問題まで噴き出しはじめた。

もはや政治生命はこれまでと、やりたい放題、やるつもりだ。


すでに「決める政治」と称して、消費税増税だけでなく、原発再稼働、オスプレイの配備、集団的自衛権の容認、尖閣諸島の国有化……と、あれもやる、これもやる、と暴走しはじめている。8月15日の敗戦記念日に、靖国神社を「公式参拝」するプランまで浮上している。


「もともと、たいした能力もなく、閣僚も財務大臣しかやっていない野田首相は、首相を辞めたら、誰も相手にしない。カネも集まらず、冴えない貧乏議員に逆戻りです。無役になっても力を持ちつづけた小沢一郎とは決定的に違う。だから、少しでも長く政権にしがみつくつもりだし、ポストに就いている間に、やりたい政策を強行し、最高権力者のウマミを享受するつもりでしょう。ヤバイのは、首相のように、たまたまトップに就いた成り上がりは、最後にとんでもない暴走をしたり、権力を自分のために使いかねないことです。メディアは、監視しないとダメです」(政治評論家・本澤二郎氏)


笑っちゃうのは、最近になって、フレンチだ、和食だ、焼き肉だ、と連日、首相が「高級レストラン」に通っていることだ。理髪店も、かつては1000円の激安チェーンを利用していたのを、1万円以上の高級店を愛用しはじめている。官房機密費を使って、ぜいたく三昧しているのがミエミエである。


◆いますぐ政治をリセットすべし

しかし、「汚いカネ」にまみれた男が、いつまでも解散せず、総理のイスにしがみつこうなんて許されない。


しかも、このまま放置していたら、ヤケのヤンパチでどこまで暴走するか、分かったものじゃない。いますぐ、解散・総選挙に追い込まないとダメだ。政治評論家の山口朝雄氏が言う。


「一日も早く、日本の政治をリセットすべきです。無党派層が70%を突破し、内閣の支持率が20%というのは、いくらなんでも異常です。与党も、野党も、内閣も、国民から支持されていない。一国のトップが『いま選挙をやったら大敗する』と解散から逃げるくらい、国民は政治に怒っている。国民の支持を失った政府と議会が、モノを決めていいはずがない。しかも、民主、自民、公明の“談合3兄弟”が推し進めているのは、消費税アップや原発推進など、国民が反対していることばかりです。国民の支持を失った政権が、国民が反対する政策を強行する――こんなヒドイ政治はありませんよ」


代表選の時の「ドジョウ演説」だけで首相に上り詰めた野田は、9月8日が会期末のこの国会さえ乗り切れば、来年夏の任期満了まで政権を延命できると計算しているという。


ドジョウ首相にトドメを刺せるかどうかは、「内閣不信任案」の可否がヤマ場を迎える来週1週間にかかっている。国民にとっても正念場だ。