10月5日(土)のJ1リーグ第33節、ガンバ大阪vsコンサドーレ札幌
後半アディショナルタイムまで札幌が1-0でリード。このまま逃げ切るかと思われたアディショナルタイムに札幌がペナルティエリア内でハンドリングの反則。このPKを宇佐美が蹴り込み同点。
ヤフーニュースによると、
宇佐美自身がPKを沈めて今季10ゴール目で同点としたのが後半49分。「あ
と何分ある!?」。背番号7はカタール人のアブドゥルハディ・アルルアイレ
主審に問うた。「2分取る」。確信した。まだチャンスはあると。
とのことだった。
このニュースを読んで違和感。
主審は、残り時間を聞かれても教えてはいけないと教わった。
片方のチームにだけ残り時間を教えて、もう片方のチームは知らないというのは不公平だ。
どのくらいの長さのアディショナルタイムを取るかは主審の裁量で決まるもの。それを一方のチームにだけ教えるのはよくない。
こういう時は、「主審は教えるわけにはいかない」と返すしかないのだ。
しかし「今、後半何分ですか」という聞き方の場合、主審の裁量で決まる延長時間を尋ねているわけではなく客観的な事実を聞かれているので教えてもよいかもと思ってしまう。
ピッチの周囲に大時計がないようなグランドではあり得るだろう。
そのような場合でも私は「私から教えるわけにはいかないから自分でベンチに聞いて」と答えたことがある。
冷たいかもしれないが、両者に公平に対応するためには仕方がない。
自分の経験で唯一、積極的に残り時間を開示したことがある。
猛暑の中の練習試合。どちらもバテバテ。
プレーの切れたところで、「みなさーん、あと2分ですよー。もう一息頑張りましょー」と声をかけた。
ヒリヒリする公式戦ではやらない方がいいでしょう。