町田ゼルビアのロングスローのネタがまた発生した。
町田がロングスロー時にボールや手を拭くためにタッチライン沿いに多数のタオルを置いているのは有名な話になった。
雨の日にはタオルが濡れないようビニール袋に入れて準備している。
今回の事案は、相手チームがそれらのタオルに水をかけて濡らしたということである。
残念ながら私は町田の試合でタオルがどのように準備されているかを確認したことがない。
したがって憶測で書かざるを得ない。
確認する努力をせよと言われると困るが、一般論として書いてみたい。
まず、スローインでボールが滑らないようにタオルで拭くことは、過度に時間をかけない限り問題はないと思う。
ファウルをしないようにするためにボールを拭くことはプレーに資することになる。
ただし、置き方には配慮したい。
相手ベンチの目の前にこれ見よがしに置くことはフェアプレーとは言えない。
邪魔にならないように配慮して置く分には審判団としては特に何も言うことはなかろう。
で、そこに置いてあるタオルを濡らすという行為はこれはあまりにもフェアプレー精神を欠いていると思う。
私が審判団だったら、タオルを置くに際して
①A1が走るのに邪魔にならないこと
②相手ベンチ前にタオルを置く際は極端に目障りにならないよう配慮すること。できれば一言掛けるのが望ましい。
③ベンチ横のタッチライン沿い(A1の後方)にウォームアップエリアがある場合はそこにも配慮する。
以上が確認できれば認めたい。
そして相手チームのタオルに水をかけるとか持ち去るなどのアクションが認められた場合、そのベンチ選手、コーチなどに注意、警告などの罰を与えることになるだろう。第4の審判も監視事項が増えてしまうことになるが…。