TIPS(775)で、町田の藤尾がPKを蹴る前に水でボールを濡らした件について書いた。
今節の町田vs磐田の試合でまたもや藤尾がボールを濡らしてPKを蹴ろうとした。
これは明らかにボールの表面の状態を変えようとする行為となる。私が主審だったらボールを交換するか、元通り拭くように指示する。
この試合でも主審がボールを回収し、ボールパーソンに渡して代わりのボールでPKを蹴らせた。懲戒の処置はなかった。
藤尾が「あれれ、取り替えちゃうのかよ」という顔をしているがこれは仕方がない。
ボールを濡らして芝の上での滑りを良くすることは攻撃側に有利。そしてゴールキーパーがキャッチしようとしてツルリと滑ってゴールに入れば攻撃側にラッキー。
これはやはり不公平だ。
ルールの裏をかいて、あるいは盲点をついてプレーをしようとする場合、「はて?」と一瞬感じる違和感。
このように感じた場合は一度よく考えて対応しよう。
たいていの場合、その違和感は多くの人が感じることであり片方に有利なことなのだ、と感じた。