サッカー審判TIPS(777) スローインは足を上げない! | サッカー審判KenKenのブログ

サッカー審判KenKenのブログ

サッカー3級審判KenKenの審判経験記

最近スローインが軽視されていないか?

 

欧州サッカーを見ているとスローインを投げた後に片足が上がっていたり、極端な例では走りながら投げていたりする。

そしてそれをファウルスローとしないのだ。

 

今年2月のアジア杯でも日本が敗退したイラン戦で、決勝点を取られる前に明らかなファウルスローがあった。

これを取らなかったためイランの攻撃が続き、日本のPK献上につながったのだ。

 

ファウルがあったのか、取るのか流すのかなどは審判の判断に委ねられる部分があるが、スローインの際に足が上がったか上がっていないのかは1か0かで決まることなのだ。

 

このあたりで正しくルールを適用するように軌道修正をしないとなし崩し的にルール改正(スローインはテキトーに投げて構わないなど)の対象にされてしまうのではないだろうか。

欧州選手権は始まってしまったので手遅れだが、これから始まるオリンピック、次のW杯など大きな大会での審判の基準を示す際にスローインもしっかり見るよというようにしないと、footボールが半分handボールのようになっていってしまうのではないだろうかと危惧している。