本日はこれからサッカーU-23、対韓国戦。もうすぐグループ1位が決まるが、その前に。
先週のUAE戦では2度のVARで日本の好機や得点が取り消されたのでその点について書く。
前半アディショナルタイム。VARによるアドバイスで主審がOFRを行い一旦吹かれたPKの笛が取り消された。
相手DFが斜め後ろからのスライディングタックルで佐藤を倒したのだ。
しかし、リプレイを見ると、相手の足がボールを突付いてから佐藤の足に掛かっているように見える。そして主審の判断が「先に足に掛かっている」と判断したとしたらPK。場所はペナルティエリアのライン上だからだ。
ところが主審はPK判定を取り消した。そのジェスチャーは手のひらを上に向けてパタパタ、「起きなさい」の仕草。そして、執拗な抗議でUAEに出されたイエローカードも取り消し。カードを手に持ち、もう一方の手の人差し指で「ナイナイ」をして取り消しを表明。
「そうか、判定を取り消すのにはこういう仕草をするのだな」と思ったが、VARを使う試合など担当することはない。
(副審のアドバイスによって判定を取り消すことならあるかもしれない)
後半15分のゴールがVARのチェックで取り消された。これは少しわかりにくい。
シュートの跳ね返りをオフサイドポジションから戻って拾った選手(大畑)がいわゆる「戻りオフサイド」と判定されたのだ。シュートをブロックした相手選手がこのシュートをクリアしようとして足を振っていればオフサイドにはならないが、単にシュートが当たって方向が変わっただけの場合はオフサイド判定の対象になる。
シュートを打った瞬間大畑はオフサイドポジションにいて、跳ね返りがたまたまオンサイドの位置にもどった彼に渡ったということ。VARも細かいところを見ているなと感心した。
第1戦の中国戦での西野の肘打ちレッドカードもVARから主審へのアドバイスがあったから。
今大会のVARの女神(いれば)は日本に微笑んでくれていない。