本日(2024年3月31日)は東京都内で28.1℃を記録。
3月としては観測史上最高気温を記録した。
本日は都内某区のサッカーリーグの試合の主審を担当。
30分ハーフだったが、見ているだけで暑くて汗が湧き出てくる。
試合の後半、A1側のゴールキックのときにA2側のタッチライン際で主審を呼ぶ声がした。
すると選手の一人が座り込んでいる。
どうもその前の時点からフラフラしていたようだ。
もちろんすぐにタッチラインの外に出るように指示し、状態を尋ねる。「大丈夫です」という返答を聞き「戻るときは声をかけてください」と言って試合再開に戻る。
しかしA2側は日陰が無く、3月とは思えぬ日差しをまともに受ける。もし熱中症だったとしたら体調回復には厳しい環境だっただろう。
昨年の猛暑下でのサッカーのことをすっかり忘れていたが、30℃未満ではあるものの急に暑くなったことで身体の慣れが追い付いていない。
こちらも熱中症のリスクというものに思いが至らなかった。
正しい措置は、日陰に運んで体を冷やしてやることだ。
そのチームは人数ギリギリだったのでベンチからのヘルプは期待できない。だから、試合をいったん中断してチームメイトに本部のテント下まで運ばせ、本部に様子を監視してもらう。そしてその中断時間内に飲水をしてもらう、という運用ができていたら「配慮が行き届いた審判」ということになっただろう。
これから暖かくなり、季節の変化に体調管理が追い付いていない状態での試合も出てくるだろう。
試合前にそんなことも考慮しておきたいと思った一日だった。