IFAB総会での決議事項で今年の7月から適用になるルール変更ではスネ当てについて取り上げられていた。
私が持っているスネ当ては時代を経るごとに小さくなっていっている。今使っているのは小学生が使うサイズのものだ。
これは世界的な傾向で、以前はひざ下から足首の上までを覆うようなでかいスネ当てを使っていたが今は周囲にそんなサイズのスネ当てを使っている選手はいない。
つい最近主審をした試合では、スネ当てをせずに参加している選手がいるのに気づいたのでプレーの切れ目で「スネ当てしてきてください」と言ったところストッキングをめくってホラと小さいスネ当てを見せてきた。
おおーなるほど。スネ当て一応していたんだね。(そりゃそうだ。副審が用具チェックしたはずだから)
かようにスネ当ては邪魔者扱い、重視されなくなっている。
走ると足が熱くなるのでストッキングを下ろしたい。しかし下ろすとスネ当てが落ちる。ストッキングを下ろしても落ちないスネ当てをということでだんだん小さくなっていったのだろう。
競技規則では「スネ当ては適切な材質でそれ相応の保護となりソックスで覆われている」と表現されているが大きさについては言及されていない。
今回の改正でもスネ当ての大きさについては明確に書かれていない。
Players are responsible for the size and suitability of their shinguards, which remain a compulsory part of their equipment.
大きさとか保護に適切かどうかは本人が責任を持つとなっている。サイズを規定してしまうと管理がややこしくなるからか。