サッカー女子ワールドカップ、日本女子代表はスウェーデン女子代表とベスト4の座をかけて対戦した。(2023年8月11日)
2点をリードされた日本は後半、相手ペナルティエリア内で植木理子が倒れてペナルティキックを獲得。
(スウェーデン側は「あの程度で倒れて…」と不満げであるが)
このPKを植木自身がキック。ボールはクロスバーを叩き、山なりの軌道を描いてキッカー方向に戻ってきた。
このボールに両チームの選手が集まる。
ヘディングでシュートをしたのはキッカーの植木。
しかしこのシュートもバーの上へ大きく逸れた。
笛が吹かれた。
この時主審が片手を上げたのをカメラが一瞬とらえたのが見えた。
PKの跳ね返りをヘディングシュートし、それがゴールラインを越えたのでゴールキックで再開であるかのように勘違いしそうだ。
しかしこれはPKの二度触り(同じ選手が続けて触れること)を犯してしまったため守備側チームの間接フリーキックでの再開となるのだ。ほぼ同じような位置からの再開となるのでわかりづらいがそのような判定になったはずだ。
スローインを含めての各種再開方法においてキッカー(スローワー)が連続してボールに触れると相手チームの間接フリーキックとなる。キックオフもそうだ。
植木のPKの場合、ゴールキーパーに当たって戻ってきたボールであれば、他の競技者が触れたボールということなのでプレーをすることができる。
PKでは起こることがあるので注意が必要だ。