女子W杯準々決勝スウェーデン対USA
120分でも決着がつかずPK戦となった。
スウェーデンが決めれば勝負が決まる運命のキック。
USAのゴールキーパーが弾いて上に上がったボールが落ちてきてあわやゴールイン。それを彼女は倒れながらも手で掻き出した。
PK戦の場合、キーパーが一旦弾いてゴールに直接入らなかった場合でもその時点で直ちに「失敗」となるわけではない。
そのシュートの一連の流れでゴールインすれば「成功」となる。
そして試合中のPKと異なりキッカーはキーパーが弾いたボールに詰めることはできない。
競技規則には「ボールが静止するかアウトオブプレーになるか主審が停止したときに完了となる」と書かれている。
というわけでキーパーが弾いて上に上がったボールがどこへ行くかを見届けないとキックの結果が決まらない。
ゴールイン前にキーパーが掻き出せばボールはまだ止まってはいないがゴールインの可能性はなくなる。
以前YouTubeで見たことがあるのだが、キックがバーに当たって上に上がり、それでキック失敗と喜んだゴールキーパーが味方の方に走り出した。すると逆回転がかかったボールがピッチ内にバウンドしてゴールに入ってしまったのだ。
今回、上からの画像でもボールがラインにかかっているのかどうか微妙だ。
これは実際の映像ではなく合成映像だ。ボールの中には位置を発信するチップが埋め込まれているらしい。(どうやってボールの中心に浮かせて固定しているのだろうか???)
そのチップが発する信号を受信し、そのチップを中心としてボールの画像を作成している。(と思う)
テニスやバレーボールのホークアイ画像と同じなのだろう。