サッカー審判TIPS(747) ペナルティエリア近辺のハンド
前回はペナルティエリアライン上にあるボールにGKが手で触れたときにその接点がエリア外にあるケースについて検討した。
つまり、GKの手がボールに接した点がペナルティエリア(PA)のライン上か、あるいはラインより外側かが問題であって、ボール全体がPAから出ていない限りはボールはPA内にあると判断されるが、ボールのPAから出ている部位にGKが手で触れたらその接点の位置で相手側に直接FKが与えられるということになる。
ではこれを踏まえて、
(★)上記で、PAライン上のボールに触れたのがフィールドプレーヤーだったらどうか。
PA外で触れた場合直接FK、ライン上を含むPA内で触れたならばPK、だよね。
でもフィールドプレーヤーが地面にあるボールにわざわざ触るということは考えにくい。例えばこんなケースはどうだろうか。
シュートの跳ね返りでも味方のクリアでもいいが、後方や側方から飛んできたボールがPAライン上にいた守備側選手の手(手はPAラインのすぐ外)に当たったようなケースが現実的にあり得るだろうか。
いずれにしても主審・副審とも手とボールの接点がPA外なのかライン上なのか良い角度で見られるように位置取りに気を配る必要がある。