サッカー審判TIPS(745) AIでブログを書けるか
今回は審判ネタではありません。悪しからず。
AIに文章やプログラムを書かせることができるということで話題になっている。
では、このブログもAIにサポートしてもらって書けるのだろうかということで試してみたがトホホな結果になった。しかし笑えるのでここに公開します。
使ったのはMicrosoftのBing。
「ブログを書いて」というファジーなコマンドでは困るだろうと思い、まずは「最近のJリーグの試合で発生した疑惑の判定」を尋ねてみた。
その結果は以下のとおり。(私が入力した質問は赤文字、回答は青文字です)
Q) 最近のJリーグの試合で発生した疑惑の判定があれば教えてください。
A) こんにちは、こちらはBingです。😊
Jリーグで発生した疑惑の判定については、以下のような事例があります。
- 富士フイルム杯で行われた鹿島アントラーズ対横浜FCの試合で、鹿島の柴崎岳が横浜FCの高木俊幸に対して後ろから足を引っ掛けるという危険なプレーをしたにもかかわらず、主審はイエローカードしか出さなかったというものです1。
- 明治安田生命J1リーグ第34節で行われたベガルタ仙台対サガン鳥栖の試合で、鳥栖の三笘薫が仙台の阿部勇樹に対してハンドボールを犯したとされるシーンがあったにもかかわらず、主審はPKを与えなかったというものです2。
- 明治安田生命J2リーグ第6節で行われたモンテディオ山形対ファジアーノ岡山の試合で、山形の杉本太郎が岡山の小林祐希に対してオフサイドポジションからゴールを奪ったとされるシーンがあったにもかかわらず、主審はゴールを認めたというものです3。
これらの判定については、Jリーグや元主審などが見解を示したり、適用ミスを認めたりするなど、議論が巻き起こっています。
あれ? なんだか変だぞ。
ということで、この回答に対し続けて以下の質問を投げた。
Q) この2つ目の例、ベガルダ仙台とサガン鳥栖の試合における出場メンバーを教えてください。
A) ベガルタ仙台とサガン鳥栖の試合における出場メンバーは、以下の通りです1。
ベガルタ仙台 | サガン鳥栖 |
---|---|
GK 1 権田修一 | GK 21 朴一圭 |
DF 2 阿部勇樹 | DF 3 高橋義希 |
DF 3 菅井直樹 | DF 4 高橋秀人 |
DF 5 藤田優人 | DF 5 高橋祥平 |
DF 6 中村祐哉 | DF 6 森島司 |
MF 7 石原直樹 | MF 8 豊田陽平 |
MF 8 梅崎司 | MF 10 小野裕二 |
MF 10 ラモス瑠偉 | MF 11 菅原由勢 |
MF 11 石川直宏 | MF 14 原川力 |
FW 9 ジャーメイン・ジェンダス | FW 9 大前元紀 |
FW 18 鈴木武蔵 | FW 19 岸野真幸 |
とても笑える結果を返してきた。ラモスがベガルタの選手として出ていたんだ!ww
これっていつの話なの?
Q) この試合(ベガルタ仙台vsサガン鳥栖)はいつ行われましたか?
この試合は、2021年8月29日に行われました1。サガン鳥栖が0-1で勝利しました1。
Q) この試合の得点者は誰ですか?
この試合の唯一の得点者は、サガン鳥栖の富樫敬真でした12。彼は後半30分に決勝ゴールを決めました3。
実は鳥栖が仙台に1-0で勝ったこの試合というのは今年2023年1月21日に行われた両チームのトレーニングマッチでした。
以下はサガン鳥栖のウェブサイトからの情報。
1/21(土)、トレーニングマッチの結果についてお知らせいたします。
【日時】2023年1月21日(土) 13:00キックオフ
【場所】ZANPAプレミアム残波岬ボールパーク
サガン鳥栖1-0ベガルタ仙台
※30分×3本
【得点者】
富樫敬真
ということでブログのネタを収集するだけのことなのにまったく使い物にならないことがわかった。
尋ね方が悪かったのかもしれないため、プロンプトエンジニアとしての技術がAIの活用に重要なことであるということを認識した。引き続き調査を続けます。いずれAIが書いたサッカー審判TIPSを公開できるようになるかも(かな?)。