サッカー審判TIPS(744) 主審はどこに立つ | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(744) 主審はどこに立つ

 

試合中、ボールにできるだけ寄って判定をするようには心がけているし、誰もがそうすべきだろうとわかっている。

ではどうするのが正しいのか。

 

基本的には攻撃方向のボール保持者の後方から追うようにすればよいのではと思う。

守備側が前から対応してくるので接触があっても見えるくらいの距離。

側方だと、そちら方向にパスを出したいときに邪魔になってしまう。

真後ろというより斜め後方が望ましいと思う。

 

しかし、ここで問題になるのがボールが相手競技者に渡った場合だ。

相手競技者から見ると主審が前方におり、邪魔になる。できればボール保持者の後ろに回りたい。

そこで、ボールを取られた守備側の競技者がボールにアプローチすることになるのだが、その後方に身を隠しながら(笑)観察する。それはその方向にはパスを出そうとしないはずだから。もちろん争点が陰にならないような位置取りは意識はする。

 

ボールの動き方やカットのされ方によっては意図せずに目の前の競技者がボール保持者になってしまうこともある。よけようとするも、どちらに進みたいか、どこにパスを出したいのか判断に迷うこともある。そういうときは止まる。主審につっかかっていく競技者はいないし主審方向に相手が来なければアプローチする守備側も主審が邪魔だ、ということにもなりにくい。

 

私はこうしているが、それが正解かどうかは先輩たちのアドバイスなどを受けたいとは思う。