空手チョップ
昨日の試合、私は選手で出場。
相手選手とのボールへのアプローチでお互い競り合った際に喉に空手チョップ(死語か?)をくらった。
私は倒れこんだのだが笛が吹かれることなくプレーが続いた。しばらくして私を倒した選手がボールに追い
ついた(と思われた)ところで笛でプレーが止められた。
息ができない苦しさで周囲を見ることができなかったが、ベンチからの「交代準備!?」の声は聞こえたので
手を上げてOKを示す。痛みが治まるまでしばらく横になっていた後、立ち上がったが声が出ない。
私を打った選手ではない別な相手選手が「当たっちゃったね。大丈夫?」と声をかけてきたが、本人からの
謝罪の声無し。握手や、せめて背中ポンポンくらいはするだろー。
これが怒りその1.
そして何ということか、ドロップボールで再開しますという主審の声が。
え?ファウルじゃないの?
そして私が倒れていた場所でボールがドロップされた。
あれ、ドロップボールは主審がプレーを止めた位置からでしょ。
これが怒りその2.
チームメイトはドロップされたボールを相手陣地深くのタッチラインに蹴り出して返す。
なんでファウルだと主張してくれないの?
これが怒りその3.
いろいろと訴えようとしたのだが声が出ないため、その後はほぼ無言で試合に参加。
(本日はだいぶ声が出るようになり、明日には元に戻るのではないかと思います。ご心配無用です)
主審は自分が見えなかった(確認できなかった)のでファウルを取らなかったと思われる。
しかし、私だったら自分の目で確認できなかったにしても倒れた選手が喉を押さえて苦しがっているという
状況を踏まえ、ファウルがあったとみなし直接フリーキックを与え
(1)意図的ではなかったのかもしれないが相手選手を打ってしまったことに対しての注意
(2)謝罪や握手の促し
を行なうだろう。
再開方法の間違いも気になる。
ファウルではなく正当なチャージの中でのアクシデントと判断してプレーを流したのだろう。
ただ、ドロップボールにしたのであれば再開位置が違う。
選手が倒れた位置で再開するならば直接フリーキックだろう。
現場を見ていなかったからファウルにしないという画一的な判断ではなく、実際に痛手を蒙っている選手が
いるのならファウルがあったと判断してフリーキックにするということも必要なのではないか。
大げさに痛がっているのか、本当に苦しいのかは判断が難しい場面があるかもしれない。
だがフリーキックをもらったあとファウルをされたはずの選手が何事もなかったように立ち上がって走り出す
のを見たら呼び止めてちょっと話をしても良いかもしれない。
それがその選手に同じような「演技」をさせない牽制になる。
喉に手が当たるという重いファウルの見逃しはもちろんだが、軽いものであっても見逃しが続けば選手の不満
は募り、主審への不信感が増すということを身をもってあらためて体験した。
自分が主審を行なうときのファウル対応に向けての新たな研修だった。