サッカー審判TIPS(691)
ロングスローのポイント
ポイントと言ってもロングスローのコツを書くわけではない。
今回もまた高校サッカーのネタだ。
決勝で対戦した青森山田も流経柏もロングスローを武器としていた。
実際、スローインがペナルティスポットあたりまで飛んでくるのを見ると「スゴイ」のひとことだ。
決勝戦ではロングスローの場面で長い助走を取るためにピッチ脇に置かれている立て看板が邪魔になるという
場面が見られた。(準決勝でもそんな場面があったのかもしれないが記憶に残っていない)
そこでスローアーがとった行動は、2つの立て看板の間から後ろにさがり助走距離を確保するというものだ。
狙いはわかるが、あれれ?ボールが出た地点からだいぶずれちゃうぞ。
すると、あるロングスローのときに本来のポイントをかなりずれて看板の間から下がって助走を取ろうとした選手
に主審から注意があった。
そうだ、そうだ。ボールが出た地点からスローインをするのがルールだぞ。
注意を受けた選手は看板の前からの助走距離でスローインを行なった。よかった、よかった。
これでもし万が一選手が看板を動かして助走スペースを確保しようなどという行動を行なったらどうするか。
そのままやらせる?いやいや注意をして看板をもとにもどさせるだろう。
金を出しているスポンサーへのリスペクトを欠く行為ということで私だったら警告だな。