フラッグアップ
少年団の試合でA1を務めた。
主審は派遣された方。初対面。
試合中に私の近くで左から右に攻めている攻撃側選手が体を当てて相手を倒しボールを奪った場面があった。
私は、「あ、ちょっとファウルっぽいプレーだな」と思い左手でフラッグを上げようとした。
上げようとしながら主審を見ると、「ファウルは無いよ」と手の平を下に向けて左右に振っている。
力を込めた左手をゆるめプレーを追う。
主審が流したのであれば旗を上げずにおこう、と判断した。
「ファウルだと思ったら上げろよ」と選手から言われそうだ。
しかし明確にファウルだと主張するには微妙なプレーだった。
微妙なプレーであって、主審と判定が異なる場合は原則として主審に従う。
自分の方が争点に近く、主審が見えにくいところで反則があった場合で「微妙ではなく明らかに反則」という
プレーであれば、そして自分の判定に自信があるならば迷わず旗を上げよう。
そうすれば笛を吹いてくれるだろう。
主審がキャンセルのジェスチャーをしたとしても、いったん旗を下ろしてすぐ上げ直すのも良いだろう。
(主審の見えないところで明らかな反則があったのであれば)
ただ、ファウルを受けた側のチームがボールを取り返すなど状況がすぐに変わったような場合はそれに合った
行動をしたい。アドバンテージを適用した方が良い場合も多いし主審がすでにそうしているかも。
自分の判定を主張しすぎてプレイバックを求めることがやりすぎの場合もある。
審判団の事前の打ち合わせではだいたいの場合、主審から「積極的にファウルサポートしてください」とお願い
されることは多い。ただ、主審と副審の判定が異なる場合は原則主審に従うで良いと思うが明らかに副審の
方が良く見えていた場合はアイコンタクトとともに自分の判定を主張してくださいと言われることもある。
当たり前のことですが、事前打ち合わせ、アイコンタクト、秘密のジェスチャー、などがキーワードかな。