サッカー審判TIPS(684)
副審の走る跡
地元の天然芝グランド(市営)ではタッチライン沿いの副審が走る部分が剥げるからという理由で「副審をやるときは
スパイクを履かずにアップシューズでやること」というローカルルールがある。
確かに天然芝のピッチではゴールキーバーが立つ付近、センタースポット周辺、そして副審が走るタッチライン沿い
は芝生が剥げていることが多い。
私が副審を担当したときは、ローカルルールに従ってアップシューズを履いたのはもちろんだが、ボールが遠くに
あるとき、例えば自分の担当するエンドではない方にボールがあるとき、また、自分の担当エンドであってもボール
が遠い方のタッチライン沿いにあるときなどは白線を越えてピッチの中を走るようにした。
反対側のエンドにボールがある場合、自分の担当タッチラインを割ったかどうかはタッチラインのわずかに内側で
あっても判定はできるし、自分から遠い方のタッチラインを盾に走る選手と共に最終バックラインをキープするにも
タッチラインの内側であっても問題なく行なえる。
というわけでわずかではあるが芝生の保護に協力をした。
特に判定をする上で問題は感じなかったので(多少のやりづらさはある)、やってみてはいかがだろうか。