サッカー審判TIPS(657) スローインからのゴール | サッカー審判KenKenのブログ

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スローインからのゴール

高校サッカー選手権もいよいよ決勝戦だ。
最近の傾向としてロングスローを武器とする高校が増えている。
相手陣内深く入ったところからゴール前に放り込まれるスローインはコーナーキック並みの威力がある。
パスで崩すサッカーが美しいという立場からすると飛び道具に頼るサッカーは「いかがなものか」という
今回の大会でスローインから直接ゴールインというシーンがあった。
スポーツニュースで見たシーン。流通経済大柏vs長崎総科大付属の試合でのこと。
前半、長崎総科大附のスローインが誰にも触れられずにゴールマウスに吸い込まれた。
すごい背筋力だ。バウンドしたわけではないのに。

競技規則には「こんなこと試合では絶対起こらないのに」というケースが出てくる。第15条「スローイン」では
スローインのボールが誰にも触れずに直接ゴールに入る、というものがあった。
こんなのありえないよなーと思っていたが実際の映像で見てビックリ。
ただ、同じ15条に書かれている「スローインが直接自分のゴールに入った場合」というのはさすがにありえない
だろう。(GKに戻そうと思って投げたら風に乗って自分のゴールに吸い込まれた、とか?)

復習ですが、スローインが相手ゴールに直接入った場合はゴールキックで再開。
自分のゴールに入った場合はコーナーキックで再開です。