サッカー審判TIPS(653) キックオフで反則 | サッカー審判KenKenのブログ

サッカー審判KenKenのブログ

サッカー3級審判KenKenの審判経験記

サッカー審判TIPS(653)
キックオフで反則

一昨日(10月22日)、なでしこジャパンの強化試合(vsスイス女子代表戦)がテレビ中継された。
台風接近の悪天候の中、長野Uスタジアムのピッチ状態はとても良かった。
さて、前半キックオフ。
テレビ画面ではオーストラリア人の主審(女性)がキックオフの笛を力強く吹くシーンが映された。
しかし直後に再度ホイッスルが鳴り、画面はスイスがボールを回すシーンに変わった。
実況アナウンサーも何が起こったのか理解できず「ボールを取られた」かのように言っていたが、
主審がセンタースポットを指差し、片手を挙げていたので想像するに、
 キックオフのボールに2度触れる
という反則を犯したものと思われる。
ワントップを務めた横山がキックオフの際に雨でボールが滑って蹴りそこねたためもう一度蹴って味方に
渡そうとしたのではないかと推測する。
ご存知のようにキックオフは同じ競技者が続けて触れることができない。
触れた場合はその地点から相手チームの間接FKでの再開となる。
こういうリスクを考えると以前のように2人でキックオフを行なうというのも十分ありだと思った。