サッカー審判TIPS(620) 一発退場、そして | サッカー審判KenKenのブログ

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一発退場、そして


本日は埼玉県の4種リーグ。
地元の少年団コーチ兼審判として参加。
自分の担当の前の試合で同僚が主審と4審を担当するのを見ていた。

すると試合中にゴールキーパーが相手競技者と1対1になった場面でペナルティエリアの外に飛び出して手を使ってシュートブロックをしてしまった。
「あ、これはレッドカードだ」と誰もが思った。

もちろん判定はそうなったし、守備側のチームは控えのGKを用意し、フィールドプレーヤーを一人下げようとしていた。ごく当然の風景。

ところが8人制サッカーのルールでは人数を減らさなくてよいのだ。
つまり、退場になったGK君はベンチには入れないが、代わりのGKを入れて試合を続けるので良いという特別ルールが適用される。
11人が10人になるのと8人が7人になるのとではインパクトの大きさが異なる。広大なスペースを空けることになり、ワンサイドゲームになりやすい。少年世代の試合でボールに触れるプレー機会を増やすという趣旨に沿ったルールかと思われる。

そのルールをちゃんと知っていて適用した同僚主審に周囲から感心の声しきり。