サッカー審判TIPS(617)
線を踏んで走る
グランドによってはタッチラインの横に十分なスペースがない場合がある。
そしてその不十分なスペースにベンチが置かれていたりする。
行儀の悪い交代選手など足を投げ出していたりするので、A1の副審が走る時に危なくて気になって仕方がない。
実はKenKenの地元の3面ある少年サッカー場のうち、端っこの面は立木の列で隣の少年野球場と区切られているのでその立木の前にベンチを設け、その前とタッチラインの間の狭い部分を走ることになる。
以前は、「どいて、どいて」と声に出しながらタッチライン沿いを走ってた。
しかし、背後のベンチを気にしながら走っても判定に集中できない。
だから、ボールが真ん中より遠いほうのサイドにあるときはあえてタッチラインの内側を走るようにしている。
もちろん選手がこちらのタッチライン寄りをドリブルしてきた場合はタッチラインの外側に逃げなければならない。
そうなった場合はベンチの交代選手たちも自然に体を引いてくれるものだ。
絶対にタッチラインから中に入らないように走ると足元や背後を機にしてプレーの監視に集中できない。
もちろんベンチの選手やコーチたちが下がらなければいけないのだが、なかなか試合中に思い通りにならないのであれば思いきってラインの内側を走るのも有りだと思う。