サッカー審判TIPS(614) 旗の角度 | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(614)
旗の角度

副審がオフサイドの判断をして旗を上げる。
笛が吹かれてオフサイドの成立が認められると副審は旗を倒してオフサイドの位置を示す。
この旗の角度は、ガイドラインにイラストで示されており、近い側、中央、遠い側の3種類がある。

先日、副審を担当したときに
遠い側のタッチライン近くでオフサイドがあったので旗を上げた。
笛が吹かれたので旗で場所を示すために旗を倒す。
自分の位置から一番遠くなので気持ち的にも「遠くだよ」を示すためにどうやら心もち旗を高めに上げていたらしい。
ハーフタイムに反対側の副審の方から指摘された。
「オフサイドの位置を示すにしてはずいぶん高く上げていたので、主審に何かを知らせるためのシグナルとして旗を立てていたかのように見えます」と。

つまり、フィールドの遠い側でも更に遠い位置、タッチライン沿いの位置だからといってそこまで細かく旗の角度で示す必要はないのだ。
遠い方でも近い方でもあまり極端に角度をつけると、旗を真上にあげているかのように、または足元に向けているだけのように見えてしまう。

だから旗の角度はガイドライン通り3種類で良いのだと思う。

具体的には、遠い側の位置の場合は自分の右手こぶしが目の高さより少し高いくらいで良い。
自分の審判姿は客観的に見れないので、このような指摘はありがたい。