サッカー審判TIPS(206) 給水タイム | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(206)

給水タイム

先日、猛暑の中自分のチームの試合に出場した。
30分ハーフであったが、あまりにも暑いのでキックオフ前の整列時に主審が「15分で給水タイムを取ります」と言ってくれた。
ありがたい。熱中症予防、パフォーマンス維持のためには良いことだと思う。

実際に給水タイムが取られベンチ前に戻って水を飲み一息つく。

自分が主審をやっているときは容赦なく「はい、タッチラインから出ないでね」とか「水飲むだけだよ。飲んだらすぐ戻って~」と言っているのだが、自分のときは別(笑)。
タッチラインから出てベンチ前に座り込んで水を飲む。

一応、早く戻らなくてはと気にはしながらゆっくりとポジションに戻った。
しかし、試合再開なのに何人か足りない!
すると競技場へのドアから何人かが駆け込んできた。
どうも洗面所に行って頭から水をあびてきたらしい。

いくら給水タイムとは言ってもこれはやりすぎ。無断退出で警告ものだ。
休憩タイムとは違う。

実際には
「タッチラン上で給水」(アウトオブプレー時にライン上で給水することはいつでも可)
「戦術的アドバイスはしない」(純粋に水分を補給することが目的)
「水を飲んだらすぐ戻る」
を徹底するように心がけよう。


審判も給水できるし、した方がよい。
A1の副審はアウェー側のベンチを監視しながら水をもらい、主審はホーム側のベンチを監視しながら水をもらえるようにしたい。このような慣習はまだ一般的ではない。給水タイム時に審判団に水が提供されるようになるのはかなり先のことだろう。
反対側のA2副審も自分で水を用意するか、タッチライン際に置かれている両チームのボトルを拝借して一口いただくかしなければならないだろう。