サッカー審判TIPS(183) 1周年 | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー審判TIPS(183)

1周年


先日テレビを見ていたら、英国王立バレエのプリンシパルを踊る吉田都というバレリーナが特集されていた。手足の長い外国人に混じり、バレエという海外の芸術を日本人として極め、レギュラーを勝ち取っているというその快挙と努力の継続にまずは敬意を表したい。

インタビューの中で彼女は「本番が終わって家に帰ると、いや帰る途中からずっときょうの舞台の最初からずっと頭の中でレビューしているのです、いつも。」と言っていた。
そして、「この場面ではもう少し左を向いて立った方がよい、とかもう少し客席に顔を向けた方がよい」と反省し改良し、次回に生かすという手法で常に向上を目指しているそうだ。

KenKenの場合も「本日の審判活動では、あそこでボールを蹴り出した場面で警告をしたほうがよかったのでは」とか「あの場面で倒れたがタックルの瞬間がよく見えなかった。もう少し左側に位置取りしておけばよかったな」などと反省、改善点の把握はたまに行なう。
もちろん吉田都さんのようにゲームの最初から頭のなかでレビューするということまではしないが、審判活動やりっ放しでなく、自分の動きや位置に関して再度見直すということは技術の向上やミスの減少につながる。
世界的なバレリーナと多少ではあるが同じようなマインドで活動していることがわかり、嬉しくなってしまった。

もちろん、レビューし、改善点を理解してもそれがそのまま次回にちゃんとできる保証はない。
というか普通の人だったら1回のレビューですべて次回から改善できることは稀ではないだろうか。
だから凡人は毎回毎回レビューを続けなければならないのだ。

サッカーの試合もしかり。
試合が終わってお疲れさん、さぁ飲もう!では次回のステップアップは望めない。
悪かったところを把握し、次に同じ間違いをしないこと。そして良かった点は次回にも同じようにできるように頭の中でシミュレーションしてみること。これが上達のもと…かな?





ところで、このブログを始めてからちょうど1年が経過した。(開設が2007年6月6日なのです)
当初は「審判ネタだけでブログを書いてもネタが続かないだろう」と思っていたが、1年も続くとは自分でも意外でした。

1年で183回ということは、ちょうど2日に1回ということになる。
2008年はうるう年だから183/366=1/2だ。

毎日50~100近くの足跡をいただくので自分のMixi日記よりも読者が多いです(笑)。

これからも審判ネタで書き続けますので応援よろしくお願いします。