サッカー審判TIPS(70) オフサイドを避けるために… | サッカー審判KenKenのブログ

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オフサイドを避けるために…


本日はルールブック、「審判員のための追加的指示およびガイドライン」104ページにある文章について紹介および考察してみたい。
その文章とは以下のものである。

オフサイドの位置にいる競技者が、実際のプレーに関わっていないことを主審に示すためフィールドの外に出ることは反則ではない。しかしながら、競技者が戦術的な理由でフィールドを離れ、フィールドに復帰することで不正に利益を得た場合、競技者は反スポーツ的行為で警告される。フィールドに復帰するために、競技者は主審の承認を求める必要がある。

さて、これはどういうケースだろう。

フォワードの選手が相手ゴール前に取り残されている。そこへ味方がボールをインターセプトしてドリブルしてきた。
自分がパスを受ければオフサイドになる。
オフサイドにならないポジションへ逃げなければ…、と思いとっさにゴールラインから外へ出た。
上記の記述によればこれは反則ではないということになる。
そしてプレーが続いている中でフィールドに戻ろうとする場合に主審に了解を得ずに入ってはいけないということだ。
あれ?主審に無断で入場するのは警告対象というのはわかるのだが、主審に許可を得ずにフィールドの外に出るのはいいの?
フィールドに復帰することで不正に利益を得た場合は警告と書かれているが、ではボールが遠く離れたところにあり、利益を得られそうにないところで復帰するのはどうなのだろう。

いずれも無断退出、無断入場になるのではないだろうか。
それとも主審がそれを見ているのだから良いということなのだろうか。

どなたかわかる方はいらっしゃいますか?